・ ページ17
ドーン！と響く地響きを感じながら、ペローナは外の様子を見た。
ペローナ
「アイツら、もうちょっと静かに修行できねえのかよ！」
ためいきをつくと、熊のぬいぐるみをもったまま二人の元へ向かうことにした。
ミアの想いをしってからというもの。お節介かもしれないが、二人が一緒に過ごせる時間を見繕うようになったペローナ。
心なしか、ミホークもそれを悪く思っていないようで。
ペローナ
「ったく、このままじゃアタシが居づらい雰囲気ができちまうじゃねえか…。
はぁ…モリア様ぁ…どこに…」
前方不注意でいると、前からミアが飛んできた。
ペローナ
「アブねぇ！！！」
間一髪でよけると、ミアは背中から木に勢いよくぶつかった。
『…くっ…』
ペローナ
「…って！鷹の目！お前ミアを殺す気か！？ボロボロじゃねえか！！」
土煙の中から黒刀を持ったミホークを見つけると、ペローナは怒鳴った。
ミホーク
「生ぬるい修行で強くなれる方がおかしかろう。」
ペローナ
「だからってここまでボロボロになるまでやらなくたっていいだろーが！」
『ペローナ。ありがとう。私は大丈夫だから！』
ミアは立ち上がると、再び愛刀を手に持ちミホークに斬りかかった。
キィンッ！・・・・ドン！
ペローナ
「うわ…！なんだよこの剣圧は…」
二人の気合の入った剣戟で、林はすっかりボロボロになりかけていた。
ミホーク
「左の防御が甘い！その程度では、攻められ続ければ身が持たんぞ！」
弱点を一つ一つ指摘され、そのたびに意識して剣を振るう。
『すみません！左攻めをお願いします！』
決してあきらめず、一つずつ弱点を克服しようと必死に食らいつく。
この人の剣から学べることは、すべて学びたい…。
強くなって、もっと…認められたい。
いろんな思いが、ミアを奮い立たせた。
ミホーク
「その意気だ…ミア！」
『！？//』
不意に名前を呼ばれ、足を滑らせてしまった。
ザザッ！
『あっ…！』
足を滑らせたのがちょうど崖の上で、真っ逆さまに落ちていく。
ミホーク
「くっ！」
ミホークは後を追うように飛び降りると、空中でミアを横抱きにし受け止め、地面へきれいに着地した。
スタッ
『ご、ごめんなさい！お手間を取らせてしま…！///』
今起こったことが色々と衝撃で、うまく舌が回らない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
3aIgtBqf0I85qPx(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2019年9月5日 23時) (
レス) id: 55e009e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ありがとうございます！！毎日そこそこ更新できたらと思ってますので、これからもよろしくお願いします！ (2019年9月5日 23時) (レス) id: 05347d2a10 (このIDを非表示/違反報告)
3aIgtBqf0I85qPx(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！とても面白い作品で見てて楽しいです！ミホークの小説は数が少ないのでそうだから投稿してくださってありがとうございます！これからも頑張ってください！！楽しみに読ませてもらいます！！ (2019年9月5日 23時) (レス) id: 55e009e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：四葉 | 作成日時：2019年9月5日 11時
