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ミアは緊張で震えながらミホークの対面に座った。
ワイングラスを二つ並べ、グラスの半分ほどまで注ぐとミホークに差し出した。
『乾杯…する？ミホーク…』
ミホーク
「何に乾杯するつもりだ？」
『…出会い…に？』
ミホーク
「今更何を…。まあいい。今日はお前の力のことも知れた。乾杯…とするか」
ミホークはグラスをミアに掲げた。
その色っぽい雰囲気とうれしさで、心臓の音は大きくなるばかりだ。
『…っ！//乾杯…！』
コーン…！
透明で美しいグラスの音が響いた。
ミホークはクッとワインを呑んだ。
ミアは、ワインの美しい赤色を眺めた後、少しだけ口に含んだ。
(じ、実はワイン初めてとか言えない…)
そんなことを思いながらゴクリと呑んだ。
ぶどうジュースとは違って、渋く、強いアルコールの刺激。
大人の飲み物。
しかし、癖になるような…
『これがワイン…』
ミホーク
「初めてか？」
『うん…』
ミホーク
「ならば、今日はお前が初めてワインを口にした記念ということにもなるな」
『それって記念っていうの？』
ミアは首を傾げ、ミホークに尋ねた。
ミホーク
「さァな…。」
いつも簡単な返事しか返さない彼。
何を考えているのかも、よくわからない。
それは、ペローナでもよくわからないと言っていた。
これから先、どれだけの時間を共に過ごせばわかるようになるだろうか。
この感情が恋なのか憧れなのか…。
金色の瞳は、じっとこちらを見つめてくる。
『な…何…？//』
その視線が熱くてまぶしくてミアは思わず問いかけた。
ミホーク
「お前は、戦闘中以外でもいい目をしているな。」
(どういう意味！？//)
言葉の真意がわからずおどおどしていると、「からかい甲斐のある娘だ」と再びワインに口をつけた。
ミアは、そんなに自分はからかわれるようなキャラではないと抗議の声を上げたが、その後もしばらくはミホークにひたすらからかわれ続けていた。
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3aIgtBqf0I85qPx(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2019年9月5日 23時) (
レス) id: 55e009e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ありがとうございます！！毎日そこそこ更新できたらと思ってますので、これからもよろしくお願いします！ (2019年9月5日 23時) (レス) id: 05347d2a10 (このIDを非表示/違反報告)
3aIgtBqf0I85qPx(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！とても面白い作品で見てて楽しいです！ミホークの小説は数が少ないのでそうだから投稿してくださってありがとうございます！これからも頑張ってください！！楽しみに読ませてもらいます！！ (2019年9月5日 23時) (レス) id: 55e009e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉 | 作成日時：2019年9月5日 11時
