22話 ページ22
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？「…あの、結構血出てるんで、はやく」
しゃがんだ背中をガン見したまま全く動かない私にしびれを切らしたのか、先ほどよりもさらに焦った声で促す。
『…いやいやもしかしてお、おんぶ？するつもりですか？！わ、私重いんで大丈夫です！歩けます！自分で行けます！よ！』
？「高校運動部やったんで多少の重さじゃふらつきませんよ。それにさすがにその怪我で歩かせるのはおかしいでしょ。ほらのって」
『いやいやいや』
運動部とかそういう問題じゃな〜い( ◜ᴗ◝)
そして多少の重さってなんだ、そこはそんなに重く見えないですよとか言っとけ。
するとしゃがんでいた彼が立ち上がってこちらをみた。お？認めてくれたか？
？「……じゃあお姫様抱っこされたまま学生が沢山いる中庭通って医務室いくか、おんぶされたまま連絡通路通って医務室いくか選んでください」
『何その二択！？……ひょわｯｯ！？….！？』
ちょちょちょちょまっちょっちょ
私。今。お姫様抱っこされてる。
What！？
？「ほら、大丈夫。そんなに重くないっす。じゃ、中庭いきましょうか(ﾆｯｺﾘ)」
『おんぶでお願いしますぅぅぅ！！』
＊
医務室で手当をしてもらった。縫う必要は無いらしい。いやぁ良かった。
今は食堂のテーブルに座っている。
(先程までの彼に荷物をとってくるからここで待ってろと言われた)
それにしても、やれやれとんでもねえ同級生がいたもんだぜ…。高校の友人とかいってた人達が後ろにいるのに初対面の女をお姫様抱っこするとはな…。
携帯も全て講義室に置いてきてしまったので、あの子が戻ってくるまでほんとうにやることがなく、食堂をぐるりと見渡す。
まだ2限目だからか人はまばら。いくつかのグルーブが点々と座っているようだ。
ふと、1人の男がわたしの座っているテーブルの横をお盆をもって通り過ぎた。
その顔を何気なくみると、男もこちらをふりかえって目が合い…
？「…ん？お！？Aやん！」
『エッ？…ｯあー！！シマ兄！！』
kn「ようやく大学内で会えたなァ！元気か！……ってその足どうした」
『あははこれね、教科書で切っちゃって』
kn「あー紙地味に痛いからなあ」
なんと、いとこさんでした。
(物事をよくコネるため、友人たちからコネシマと呼ばれているという話はほんと草)
シマ兄は持っていたお盆をわたしの目の前におき、向かいの席にドカッ座った。
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すずねこ - 頑張ってくださいねーbyアフォのすずねこ (2023年2月14日 17時) (
レス) @page43 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
Yoto(プロフ) - aaaaさん» もったいないお言葉ありがとうございます(泣)暖かいコメント頂けてとても嬉しいです…！これからも頑張ります…！ (2019年12月31日 0時) (レス) id: f30bb3d82f (このIDを非表示/違反報告)
aaaa(プロフ) - この作品大好きです。。キュンとほわほわした気持ちがすごく(語彙力)これからもゆっくりでいいので更新頑張ってください！ (2019年12月30日 3時) (レス) id: 37531683ef (このIDを非表示/違反報告)
Yoto(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます！笑 本人が話していた訳ではなく、shさんが適当に言ってる設定です…笑 (2019年5月5日 0時) (レス) id: c16e1a8359 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 好きです()トントンが三十路で魔法使いなるで吹きました。 (2019年5月4日 22時) (レス) id: fcd7dad8e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yoto | 作成日時：2018年12月2日 13時
