20話 ページ20
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結論からいうと、だいぶ寝た。
揺り起こされてしばらくしてようやく頭が冴え、全力で謝る。ごめんおもくそ体重かけてたわ。重かったろうにすまん。
『すんませんほんとすんません』
sh「あー…車だすからそろそろ帰り。夜やで」
『うっそ！？そんなに！？…ほんとだもう8時すぎてるじゃんやば』
sh「泊ま…いやなんでもないわ。明日1限あるん？」
『えっと、あるある！普通にある！うわ〜ほんとごめんシャオちゃん〜；；』
sh「大丈夫やって。ほらはよ支度しろ」
『するぅ…ごめんん…；』
まずい、いつもの煽りが出てこない。ので非常に怖い。怒ってる説濃厚。すまん。
てきぱきと荷物をまとめて車に乗り込む。
道中はわりと無言だったのでほんとに怒ってるかもしれない。お？これやっちまったのでは？？
アパートの前まで送ってくれて、別れ際にもう一度謝ったけど気にすんなといわれるだけだった。煽らないシャオロン、いと恐ろしや。
今度なにかお詫びの品を渡そう。
そう決意して少し凹みながら家に帰った。
親しき仲にも礼儀あり……(反省)
＊
〜sh:side〜
すぅすぅと、俺の肩に頭を預けてすっかり眠ってしまったA。
2つ年下の、大切な幼馴染。
いつからやったかなぁ、こいつのことを妹みたいに思えなくなったのは。
あどけない寝顔に手を伸ばし、その髪を手で梳いてやる。昔と変わらずサラサラだ。
昔から、この髪が風になびくのが好きだった。
揺れる黒糸の隙間から見える、栗色の瞳が愛おしかった。
俺に向けるあどけない笑みが大好きだった。
sh「ほんっと、警戒心の欠片もないよなぁ…」
当然だ。
こいつにとっては、今も昔も俺はただの幼馴染で、兄妹みたいなもんなんだろう。
呆れるくらいにこいつは俺の前で無防備で、取り繕わず、まるで家族のように全てをさらけ出してくる。
信頼されるのはうれしい。頼られるのも。
でも俺は…
…俺は、こいつが困った時に、いちばんに思い浮かぶ存在でありたい。
いつだってAのいちばん近くにいたい。
俺が抱えるのと同じだけの想いを、お前にも持って欲しい。
お前に、求められたい。
そのためには、
"幼馴染"なんかじゃ足りない。
sh「…好きやで、A。」
少なくとも、今日お前が楽しそ〜に話してたロボロやトントンにどうしようもなく嫉妬するくらいには。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(作者より)
次からは普通に主人公sideです。
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すずねこ - 頑張ってくださいねーbyアフォのすずねこ (2023年2月14日 17時) (
レス) @page43 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
Yoto(プロフ) - aaaaさん» もったいないお言葉ありがとうございます(泣)暖かいコメント頂けてとても嬉しいです…！これからも頑張ります…！ (2019年12月31日 0時) (レス) id: f30bb3d82f (このIDを非表示/違反報告)
aaaa(プロフ) - この作品大好きです。。キュンとほわほわした気持ちがすごく(語彙力)これからもゆっくりでいいので更新頑張ってください！ (2019年12月30日 3時) (レス) id: 37531683ef (このIDを非表示/違反報告)
Yoto(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます！笑 本人が話していた訳ではなく、shさんが適当に言ってる設定です…笑 (2019年5月5日 0時) (レス) id: c16e1a8359 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 好きです()トントンが三十路で魔法使いなるで吹きました。 (2019年5月4日 22時) (レス) id: fcd7dad8e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yoto | 作成日時：2018年12月2日 13時
