1話 ページ1
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『ちょっと…何わたしより先にベットでくつろいでんですかねぇ？』
「あー新品でふかふかや〜」
『おいてめえ降りろや』
荷解きをする私の後ろでくつろぐ男。こいつは幼なじみの
通称シャオロン。
今日ようやく越してきたばかりのこの家に「手伝う！」とあがりこんできたのはいいが(いやよくはないが)、大した仕事もせずにこんな感じなのでさすがにクズだと思う。
「はあ？せっかく遠くから手伝いに来たんやからもっと労れや」
『いや頼んでないしそんなに遠くないだろ』
あー腹減ったー、とか宣うコイツは何？？？クソか？？？クソか…。
その辺のダンボールにインスタント系あるから勝手に食え！と怒鳴ってわたしは荷解きに戻る。
わたし、望月Aは1週間前から大学生生活を送っている、ぴかぴかの1年生だ。
入居手続きが間に合わず、1週間は大学近くの親戚の家から通っていたが、この週末にようやく引越しが完了した。
新しい我が家は大学まで徒歩3分の優良物件。4階建てアパートの4階端の部屋。難点はエレベーターがないこと…かな。
4階まで階段での引越し作業は思った以上に骨が折れる。
といっても、家具などの移動はほとんど引っ越し業者がやってくれたので、私がやらねばならないのはダンボール箱の荷解きくらいだ。だから親戚たちの手伝いも断ったのだが…
……うん、なんか1匹来ちゃったよね。
ちらりと後ろを見れば相変わらずベットに横になったまま手を伸ばして近くのダンボールを漁っている奴が目に入る。
「なーーA、お湯沸かしてや」
『自分でやれ？？？』
「は？？うわー優しくないなーそんなんだからモテないんやで」
そんなことを言いながらカップ麺とケトルをもって台所に向かうあいつをわたしはどうやってぶっ飛ばしてやろうか？？
あんなのでも一応私より2つ年上で、しかも今年から同大学の先輩となってしまった男だ。
幼い頃は結構いいお兄ちゃんとして慕っていた気がするが、いつのまにかだいぶクズになってた。悲しいの極み。
カップ麺も自分の分の1つしか用意していないところを見ると、私の分を作ってくれる気は無さそうだ。
ほんとクソすぎん？優しくして？？
......................................................
【補足】
主人公の台詞『』
その他「」
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すずねこ - 頑張ってくださいねーbyアフォのすずねこ (2023年2月14日 17時) (
レス) @page43 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
Yoto(プロフ) - aaaaさん» もったいないお言葉ありがとうございます(泣)暖かいコメント頂けてとても嬉しいです…！これからも頑張ります…！ (2019年12月31日 0時) (レス) id: f30bb3d82f (このIDを非表示/違反報告)
aaaa(プロフ) - この作品大好きです。。キュンとほわほわした気持ちがすごく(語彙力)これからもゆっくりでいいので更新頑張ってください！ (2019年12月30日 3時) (レス) id: 37531683ef (このIDを非表示/違反報告)
Yoto(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます！笑 本人が話していた訳ではなく、shさんが適当に言ってる設定です…笑 (2019年5月5日 0時) (レス) id: c16e1a8359 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 好きです()トントンが三十路で魔法使いなるで吹きました。 (2019年5月4日 22時) (レス) id: fcd7dad8e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yoto | 作成日時：2018年12月2日 13時
