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ぱーと152 ページ7

『何考えてんの…2人とも…』




零くんに額にキスをされた…
零くんは何事もなかったような顔をして
仕事に戻っていった。
正直彼が何を考えているかわからない…
でもあんなにハイスペックで甘いマスクで
モテないわけがない…。
女の扱いには慣れているはずだ…。
いや、だが私は子供だから
あんなことをされても困る…。
そして陣平くんもだ。
怒った顔をして、零くんにキスされたところを
めちゃくちゃ袖で擦られて痛いし…
めちゃくちゃ怒ってるし
零くんと同じことしてくるし…




『うぅ……』





夕飯を作る手が思うように進まない…。
私をかき乱さないでほしい…。
確かに…皆好きだ…。
だけどそれはコナンの世界の皆が好き…。
二次元の世界のキャラクターを好きなのと同じなんだ。
皆を死なせないことだけ…考えていればいい…。
皆は…この世界でそれぞれ幸せになってくれればそれでいい…。




松『おい』

『わっ…』

松『全然進んでねぇ―じゃねーか』

『う…
分かってる…今作ってるから』

松『……何考えてた』

『……別に…何も』

松『嘘下手だな』

『もう!!進まないからあっち行ってて!!
すぐ持っていく!!』

松『へいへい』





はぁ…
さっさと作ろう…。
今日は和食で焼き魚と作り置きしていた切り干し大根の煮物を小鉢に…。
あとは豆腐サラダとご飯に味噌汁。
出来上がったものをリビングに持って行き始めると
陣平くんは何も言わずに運ぶのを手伝ってくれた。
……なんだかんだ言って口は悪いが
めちゃくちゃ優しいんだよなぁ…。




『…ビールは?』

松『あ?
あー……いい…昨日結構飲んだからな』

『そう?
じゃあ、いただきまーす』

松『いただきます』




そうそう。
こうやって手を合わせていただきますって
ちゃんと言う所もちょっと意外だった。




松『……んだよ、さっきからずっと見て』

『んーん…何でもない』

松『あっそ…
お前明日何かあんのか?』

『警察庁に行ってくる…
5月19日の事で…
学校には景光くんが迎えに来てくれるんだって』

松『ふーん…
その例の件は大丈夫そうなのか?』

『……うん…多分…』




若干の不安はあるが…もうここまで来たら
零くんと景光くん…公安を信じるしかない…。

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ユナ@前垢消えた(プロフ) - 更新頑張ってください!! (6月6日 2時) (レス) @page14 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
popo(プロフ) - 更新応援してます!頑張ってください!! (2022年12月30日 23時) (レス) @page14 id: b53f6e36c7 (このIDを非表示/違反報告)
sana(プロフ) - とても面白いです!更新待ってます! (2022年8月11日 23時) (レス) @page14 id: 83c3d3b159 (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 早く更新してほしい (2021年8月28日 21時) (レス) id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
Skyririp - とても面白かったです!ぜひ続きを頑張って下さい! (2021年7月11日 11時) (レス) id: 306a3481c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:櫻木千雪 | 作成日時:2018年9月23日 0時

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