私は神様に執着されている…らしい…。【名探偵コナン】

ぱーと151 ページ6

*松田side*

真乃からサンドイッチを受け取った降谷は
一瞬俺に視線を向け…口角を上げて怪しく笑っていた。
と思ったら…目の前には真乃の額にキスをする降谷…。
真乃は呆然としていて何があったかのか
理解するのに時間がかかっているように見える。




松『アイツっ…』

『……あ…えっと…夕飯…』

松『……待て』

『ふぇ!?』




っ!?
何つー顔してんだよコイツ…
キッチンに戻ろうとした真乃の腕を引き
顔を覗き込むと、真乃の顔は見たこともないくらいに
赤くなっていた…。
っ……くそ…



『な、なに……うゎ!?』

ｺﾞｼｺﾞｼ…




服の袖で真乃の額を力任せに拭う。
ああもう!!
あんな顔をさせたのが降谷ってことが腹立つ…



『い、痛い…陣平くん…』

松『お前は無防備過ぎんだ!!
勝手に降谷に手出されてんじゃねぇよ…』

『え…あ…ごめん…?
何でそんなに怒ってるのかわかんないけど…
私もなんであんなことされたのか…謎で…
き、気を付ける…』

松『……』

『……え…』



ちゅっ…




降谷がしたところと同じところに…
アイツの熱を消すかのように…
真乃の額に唇を落とす…。
すると真乃の顔は更に赤く染まっていった。




松『……気を付けるって言ったそばから
同じことされてるんじゃねーよ』

『っ//////!!
からかわないでよ、もう!!
ほら!!夕飯作ってる間にお風呂入ってきて!!』

松『あ、おい!!
押すなって!!』

『知らないっ!!』



真っ赤な顔をしながら怒りながら
風呂場に俺を押し込む真乃。
全く怖くない、むしろ可愛いなんて思う。
風呂場の扉を勢いよく閉めてキッチンに向かう足音と
『2人してなんなの…訳わかんない…』
という真乃の声が聞こえて
笑いがこぼれる。




なぁ…真乃…
俺でもお前にあんな顔させられるって事は…
少しでも意識してるって事でいいんだよな…?

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