私は神様に好かれてないかもしれない…。【名探偵コナン】

ぱーと117 ページ22

*松田side*

松『確か…東都タワーの営業は20時までだよな…』

景『あと15分くらいある』

松『20時、客出払ったのを見計らって行くぞ』

景『了解!……って言いながらさ、俺こうやって出歩いてていいんだろうか』

松『あ?今更だろ
顔全然ちげーし、誰にもわかんねーよ』

景『そ、そっか…
にしても…松田達とこんな風に捜査するなんてなぁ…』

松『……まぁな…』



そりゃあそうだ
なんたって降谷と諸伏は公安…
俺たちと捜査をするなんてそうそう無いからな…
お…時間もうすぐだな…
諸伏に視線でアイコンタクトを取り
2人して中に入り、受付の女に声を掛けに行ったのだが…



｢ひっ…｣



……怖がらせたのか、これは…




松『あー…警察の者なんだが
ここの責任者…会わせてくれ
いないなら連絡取ってもらうのでもいい』

景『ちょっと松田…せめてサングラス取れよな…
ご、ごめんね…ちょっと捜査で緊急事態なんだ…
お願いできるか?』

｢は、はい…｣





諸伏がそう言うと、その女はどこかに電話しだした。
つーか、俺ってそんなに怖いのか?



松『……諸伏
俺ってそんなに怖いのか?』

景『あ、うん』

松『即答かよ』

景『だって警察っていうかヤクザ…笑』

松『それ以上言ったら捻り潰す』

景『そういう言葉使う所も怖がらせる要因だと俺は思うよ』

｢あ…あの…｣

松『あ?』

｢ひぃ…っ｣

景『言った傍からなんて態度をしてるんだよ!?
ご、ごめんね本当に…』

｢い、今…責任者がここに来ます…
えっと…お客様はこのままお返ししても大丈夫でしょうか…｣

景『うん、その方がありがたいです
あと、貴女や他の職員さんたちも速やかに建物から出ていただけるとありがたいです』

｢わ、わかりましたっ｣



おー…諸伏のお蔭でスムーズに事が進んだ。



松『さすが
相変わらずお前はオカンだな』

景『違うからな!?』

松『ちなみに親父は伊達な』

景『あ、それはうん…』

｢あのぉ…｣



おっと…
下らんことを話している間に責任者の男が来たようだ
まああんな下らん話してれば、そりゃ驚くわな…



松『えーとな…他言無用でお願いしたいんだが
警察に爆弾予告が来て、暗号を解いていくと
どうやらここにあるみたいなんだ』

｢えぇ!?｣

景『しぃー…ですから、お客様を返した後
我々だけで爆弾の捜索をさせてもらいたいんです…
まだ本当にここあるのかは確信はないので…内密に…ね?』

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