保護者と先生《Ren.M》 (ページ33)

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33.今後ページ33

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向かい合って今後のことや今のことを話そうとしたけど言葉が出ない。

目黒『今、お家で何してますか？』

『えっと…家事です』

目黒『えっ？苦手なのにすごい笑』

『バカにした？笑』

目黒『してない笑ほんとに褒めてる笑』

やっぱり相変わらず優しい声。
そしてちょっとだけ小馬鹿にしてくる蓮くんも好き。

『想くんは元気？』

目黒『元気だよ。だけど毎日A先生は？って聞いてくる笑』

『そっか…笑』

目黒『…A先生。
本当にごめんなさい。
A先生の仕事奪うような軽率な行動して…』

『ううん。蓮くん悪くないよ？』

目黒『ううん…
あのさ、俺ら…』

『今日で最後にしよっか。』

目黒『えっ？』

『ふふっ笑最後。
今日で最後にして蓮くんは想くんのお父さん。かっこいいお父さんでいて欲しいの。想くんもいつか蓮くんみたいなかっこいい人になって欲しいから。

寂しいけど…(泣)』

泣いちゃった私。
ズルい女だな。でも今日は康二がいる。
それに今日で最後。深呼吸をして、最後まで言う。

『寂しいけど……
お互い幸せになるためにはそれが一番いいよ？』

目黒『Aちゃん…』

『蓮くん。今までありがとう。』

康二が戻ってきた。『大丈夫か？』と聞かれ、頷いた。

『…チーズINハンバーグ。2つ！お願いします。』

目黒『…はい。』

私たちは他人になった。
大好きだったよ。蓮くん。