恋してもいいですか？《Ren.M》

# わたなべくん ページ10

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次の日学校へ行くと教室の前に渡辺くんがいる。





渡辺『おはよう！Aさん！』



『おはようございます...』



渡辺『元気ないね笑具合悪い？』



『いやっ...大丈夫です...じゃ...』













うちのクラスの渡辺くん大好きな人達の目が怖い。
渡辺くんのせいで変に目立つじゃん。













休み時間中に私の席まで遊びに来たりしてしつこい。
平和だったのに平和じゃない。













渡辺『授業おわったね！帰ろ！』












どうしてそんなことするの。
いじめられる私。私は言葉にするのが怖い。だから行動にした。











目黒『うわっ』



『きゃっ...』













先生と曲がり角でぶつかった。そして私がケガしないようにグイッと前に引っ張られた。













目黒『どうしたの？』



『先生...助けて...』



目黒『え？泣いてるの？』













思わず声に出しちゃった。そして渡辺くんがついてきた。














渡辺『Aちゃん』













いつの間にか下の名前。














私はその場を離れて走って帰った。
先生に助けを求めちゃったって思うと恥ずかしい。














でももう学校に行けない。
渡辺くんもいるし、先生に助けを求めちゃったし。
恥ずかしい。













家に帰り部屋にこもっているとチャイムが鳴った。
ドアを開けると先生がいた。













目黒『A』



『...!!!』



目黒『今、大丈夫？』



『うん.......』



目黒『シュークリーム買ってきたから一緒に食べない？』













目を光らせてしまった。そして先生は笑ってくれた。
家の中に入れてリビングに案内した。
なんか家庭訪問みたい。












目黒『家の中キレイだね』



『母がキレイ好きで...笑』



目黒『そうなんだ。いいお母さんだね。』



『あっ...メガネ...』











先生がメガネ外した。
外してもイケメン。やっぱり好き。

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