恋してもいいですか？《Ren.M》

# 登校 ページ28

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翔太くんと登校した。
足が震えてる。すると翔太くんはわたしの目を見て『行こう？』と言った。







ゆっくり歩き、教室の前に来た。
もう見えてる。『なんで来たの？』『先生目当てでしょ？笑』『サボってたのにね〜！』など悪い声が聞こえる。もう嫌。怖い。












すると私の前に先生が通った。











目黒『A来たぞ！みんな挨拶しな？』



『先生…』



目黒『ほらおいで！』













なんでこんなに優しいの。














重い足を引きずりながらゆっくり翔太くんから離れた。















目黒『A？これ休んでた分のプリント』



『ありがとうございます…』













席に座ったときもう聞こえる。
『かまってちゃんでしょ？』『気持ち悪っ』とかね。息をするのも苦しい。ってかみんなの前で私の名前だけ下の名前…？












目黒『ってことで今日の数学は……』













黒板に書き始めた。













女の子『せんせーそれ数学関係ないじゃん！』



目黒『ん。関係ないね。
でも、悲しいことにここのクラスではいじめがあります。それも暴力含め心の暴力も。
だから先生は今、いい事を×2すると喜んでくれる人がいる。
でもイジメのような悪いことが×2されるとやられた人も悲しくなる。』



女の子『よくわかんないー』



目黒『つまり
悪い人でもいいことをすれば周りにはいい影響を与えるし、喜んでくれる人がたくさんいる。
悪い人が悪いことをしたらやられた人は傷つく。周りには悪い影響も与えるし、空気も悪くなる。俺はイジメが嫌い。イジメている人なんて信用しない。だって、イジメをしたってされたっていい事なんてひとつもないじゃん？』












そしてクラスはシーンとなり授業が終わった。
休み時間何も言われず何もされないで平和に終わった。
先生の言葉のおかげかな。授業が終わり放課後。












目黒『A』



『先生…』



目黒『来てくれてありがとう！』



『…もう会いたくないです。』



目黒『そんな事言わないでよ。』



『これ以上会ったらまた好きになっちゃいます。苦しいんです。』



目黒『A。今日は休んでた分の勉強やるよ？先生としてやらなきゃだし、Aのためにほかの教科も勉強したんだよ。』












先生のおっしゃる通り。
休んでた分やらなきゃ。

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