恋してもいいですか？《Ren.M》

# 先生の過去 ページ21

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結局話さないまま時が過ぎた。
翔太くんにも話さず時が経ち、私への嫌がらせが増えた。我慢すればいいから。






渡辺『で、先生の過去に何かあったってこと？』



『うん...
私、何か聞いちゃいけないこと聞いたかなって...』



渡辺『...聞いてみたら？』



『え？』



渡辺『この際思いっきり聞く！聞かないと分からないし、なにか助けることできるかもじゃん！』













確かに翔太くんの言う通り。何かわかるかもしれない。
今日の勉強で聞いてみるか...









目黒『ん？どうした？ペン止まってるけど...』



『あっ...あの...』



目黒『...？？』



『...先生は.......過去に...何かありましたか...？』



目黒『...どうしてそんなこと気にすんの？』



『いや...その.....先生のこと...気になっちゃって...』



目黒『俺の事めちゃ好きじゃん笑』



『え...いや...その...普通に気になっただけです...』



目黒『...俺さ、過去に生徒のこと好きになったことあるんだよね。』












先生は話してくれた。
私は真剣に聞きペンを机に置いた。











目黒『Aみたいに可愛くてさ、』



『え？』



目黒『ふふっ笑
その生徒も俺も両思いだった。初デートはドライブデート。俺の理想のデートだった。
でも、初デートのとき雨だった。その時の夜送ってあげてるときに...運悪く...』














先生は生徒と付き合ってそして事故にあい亡くしてしまった。先生は思い出して涙を流した。私はすぐに謝りその場から居なくなろうとしたら...













目黒『聞いておいて何？その態度。』



『...ごめんなさい...
先生を傷つけて...』



目黒『...別に傷つけてなくない？笑』











先生の涙は引っ込み私の顔を包むように触れる。私は逃げれなかった。












目黒『A』



『名前.....』



目黒『.....もう失いたくない。
でも、Aのことを考えると守りたくなるんだ。』



『先生...』



目黒『俺、先生失格だよな。』










先生の気持ちはぐちゃぐちゃだった。
もっと悩ませてしまった。私は先生の頭を撫でた。








目黒『A』



『こんなんでごめんなさい...
でも、先生が話してくれて嬉しかったです。』



目黒『俺も話せてよかった。
俺も話したからAも話してよ。』



『聞いてくれるんですか？』



目黒『当たり前じゃん。』








先生の過去が知れて安心した。私も話したくなった。

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