恋してもいいですか？《Ren.M》

# テスト勉強 ページ3

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初めての試験まであと2週間。
放課後は毎日教室で勉強した。






そして必ず5時過ぎに先生が入ってくる。







目黒『おつかれ！』



『先生...///』



目黒『今日はどこまでやった？』









やっぱりひとつひとつの行動が近い。
ドキドキしていると解けないところを何も言わず教えてくれる。












目黒『数学苦手なの？笑』



『はぃ...
足し算も引き算も掛け算も割り算も全部...ほんとにダメで...』



目黒『俺の担当のやつ全部ダメとか...笑』













ヤバい。嫌われた。
下を見ていると先生が話した。













目黒『俺が鍛え直してあげる！』



『え？』



目黒『俺と一緒に数学好きになろ？』













私は断れなかった。先生の真剣な目に惹かれた。
縦に頷き私の頭にポンっと乗せた。
そして2週間みっちり先生と勉強した。















目黒『ここはね、こことここを先に計算するの。そうすると...』












先生は優しすぎる。
そして安心する声。こんな地味な私にこんな風に接してくれるのが嬉しかった。













目黒『はい！今日はここまで！』



『ありがとうございました！』



目黒『もう暗いけど帰れる？』



『帰れます！また明日もよろしくお願いします！』













帰る支度をして靴を履くと外は雨。
結構強かった。傘も持ってきてないから私はスクバをわたしの頭にして走って帰った。

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