俺の生徒《Ren.N》 (ページ29)

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# やめろページ29

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もうひと眠り寝た。
するとなんか臭う。
卵？焦げ？悲鳴？

永瀬『あっ！！A！危ない！』

『うるせぇ～あっち行ってろ！』

永瀬『あかんあかん！めちゃくちゃ焦げてるやん！』

『ほら！あんたはあっち行ってろ！じゃーーーま』

永瀬『はぁ…あかんって言うてるのに！』

意地でも台所から動かないA。
火傷しそうでヒヤヒヤやわ。

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『…かん…せー』

永瀬『…ん。』

『…まずかった…ら…食べんなよ』

永瀬『…おう』

焦げ焦げの卵焼きと目玉焼き。
どんだけ卵やねん。
ってツッコミたいけど一生懸命作ってたからな。
〝食べんなよ〟とか言われても食べなきゃ可哀想やし。

食べてみると…
まぁ…美味くはないかな。

『はぁ…』

永瀬『ため息か。どうしたん？』

『私とあんたは合わないなって笑』

永瀬『は？笑』

『…ふたりとも料理できないんだよ笑生きてらんねーわな笑』

笑ってしまってるA。

俺ができるようになったら、幸せになるんやろうか。

永瀬『ほんまやな笑
なら、料理できるように習おうなー』

『女かよ笑ママならt……なんでもない』

〝ママなら作れる〟と言おうとしたんやろうな。
俺は箸を置きAの手を握ってパワーを分けた。

永瀬『Aとお母さんはきっと戻る。
Aもお母さんも仲直りすればきっと幸せな家族になれる。たった一つの家族。ダメダメにしたらあかん。』

『でも…』

永瀬『大丈夫。この俺が言うやもん笑泣きたかったら俺ん所おいで？』

すると目を逸らしながら頷いた。