5年ぶりの彼《Ren.N》

突然の再会 ページ8

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ゆっくり丁寧に切ってくれてる廉。
私は話したいことたくさんだったけど、集中して私の髪をゆっくり切ってくれる廉の姿に見とれてた。









永瀬『…あっごめん。無言で。』



『あっ…ううん！』



永瀬『…キレイになったな。』



『…ありがとう///』









いくら元カレでもそんなこと言われるとやっぱりドキッとくる。









永瀬『…彼氏いるん？』



『…いないよ？』



永瀬『…そう。』









すぐに会話が途切れてしまう。
前はそうだったろうか。高校の時とはやっぱり違う。









永瀬『……できたで。』



『うわっ…』



永瀬『…めちゃくちゃ可愛くなったやん。笑』









少し照れくさそうな顔をしながら、そんなことを言った。廉に言われたからちょっぴり嬉しかった。









永瀬『…次の予約はネットから予約しますか？』



『…はい！
廉。あのね…ありがとう…！』



永瀬『次から指名してくれると…嬉しいねんけど笑』



『…次からやるね笑』



永瀬『はい。これスタンプカード。そして、お会計が…』









廉は廉の夢を叶えてた。
彼は立派なイケメンな美容師になってた。
だからこそ彼のことを好きになるのをやめよう。邪魔しないようにしよう。









お釣りと…
これは…？









『ちょっ…廉？』



永瀬『７時にここで待ってる。』









付箋に待ち合わせ場所が書いてあった。









永瀬『ありがとうございました。お気をつけて。』









これって…
ちょっぴり期待もあった。

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