忘れ物《Ren.N》番外編

か ページ6

.





次の朝ー。




気がつくとまた朝が来た。今日は私は仕事休み。
そして…隣に廉くんがいない。




だからいつもより寒いわけだ。いつも抱き枕のようにしてくる。だからお腹も背中も暖かい。なのに、どうして…









リビングへ行くと…









『ちょっと…！廉くん？寒いでしょ？風邪ひくでしょ！』









ソファーでぐっすり寝てる廉くんがいた。
こんなの風邪引くじゃん。









永瀬『うるさいな…あっちいっとれ。今日休みやねん。ゆっくりさせて。』









何その態度…
せっかく人が優しくしてるのに…









永瀬『あーついでに布団持ってきて。寒い。』



『もういいっ！』



永瀬『あっそ。』









なんでそんな冷たい態度取るの？
いつもなら…









永瀬『おはよ。今日休みやなー。デートしよ？』









とか
眠たくてもめちゃくちゃ優しい対応なのに…









そして10:00









『おはよ』



永瀬『ん』



『ご飯は？』



永瀬『なんでもい。』









やっぱり冷たいよ。
悲しくなってくる…









『はい。』



永瀬『ん』









“おはよう”も“いただきます”もなにもない。









こんな休み嫌すぎる。









空気が重いから私は散歩しようと準備した。









『少し出かけるね。』



永瀬『ん』









食べ終わったあとすぐソファーに横になり、ゲームを始めた。









外に出たものの…寒っ！

き→←お

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す