忘れ物《Ren.N》

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Ren Side







やっと昼休みー。








神宮寺『廉！俺、実行委員だから、先食べてて！』




永瀬『おう！』









今日はぼっちか...寂しいわ。









にしてもAちゃん可愛すぎやろ...！









俺あの子見た事あるわ。去年入学してきて、体育祭とかですげぇ可愛いって騒いでたわ。









スカート短いし、胸も大きそうやし。









やっべっ！俺変態やわ！笑









ﾄﾝﾄﾝ









ん？あっ！









俺はすぐにベランダに行き、隠れた。









だって...佐藤Aちゃんおるねん。









『あっ...あの...！』



男子ら『あーーー！佐藤じゃね？！』



男子ら『ほんとだ！かわいいっ！』



男子ら『しかも、スカート短っ！捲りたいわ〜！』









あいつらだけはホンマにあかんよ。









俺は無意識に動いてた。









そして、初めて可愛いこの手首を掴んだ。









永瀬『どうしたん？』



『あっ...！永瀬...先輩？』



永瀬『俺のことわかるん？』



『友達が...ううん！なんでもないです。』









きっと好きなんやろな。俺のこと...。









『あの.....神宮寺先輩...いま...すか？』



永瀬『今委員会でいないんよ。ごめんな？なんか伝えておく？』



『えっ？！いいんですか？！』



永瀬『おう！』



『えっと...文化祭のときいいですよ。って伝えて欲しいです...いいですか？』



永瀬『おう！ええよ！名前なんだっけ？』









ホンマは知っとるのにな笑









『佐藤...Aです！』



永瀬『可愛い名前やね！佐藤さん。』









名前も可愛いけど、人間も可愛すぎて俺心臓もたへんよ？笑









『あの...永瀬先輩って...好きな人いますか？』



永瀬『えっ？！』









急やな...。目の前に好きな人おるのに言えへんよ。









『やっぱゴメンなさい！気にしないでください！おやすみなさい！あっ...間違えた笑えっと...失礼しました！』









やっべ...テンパってるAちゃん。めちゃくちゃ可愛すぎ。









ちょこまかとした動き...すげぇキュンキュンやけど！









もう決まりやわ。Aちゃん。

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