近すぎて気付かない存在《Ren.N》

嬉しい気持ち ページ3

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『あっ！れーん！』



廉『なになに？』



『あのねっ！』



廉『まじ待って！とりま家帰ろ。』









廉は私の手首を掴んで走って家に帰った。









同じマンションに住んでいる廉と私。しかも隣だから行き来し放題。









廉の家に着いて早く言いたくてうずうず...。









廉『まじ落ち着けって...。はい！俺の部屋どぉぞ。』









廉は、
私を廉の椅子に座らてた。









廉『はい。話せ。』




『あのね！ジン先輩がね、私と話してくれたの！』




廉『何話したん？』




『図書室で本取ろうとしたら、』




廉『ちびで取れなくて？』




『んー。近いけど頑張ってとったの！それで、他の本が落ちちゃって...。』




廉『そして、その本はAの頭にぶつけて...』




『まぁちょっとぶつけたけど、すぐにジン先輩が助けに来てくれて...』




廉『へぇ〜別に大したこと話してないやん笑』




『私にとっては、大したことなの！』




廉『ったく...しょうがねぇーな。よしっ！』




『ん？』




廉『腹減ったやろ？俺作るから。』




『えっ？！ほんとに？！やったぁー！』









廉は、ちいさいときからサッカーも上手くて頭も良くて、おまけに最低限の料理もできる...。









それに比べて私はなんもなできない...。









廉『おーい！オムライスできたぞ！』



『うん！』









私はちいさいときから廉がいるから、ずっと甘えてたんだ。









廉は普通にかっこいいからすぐ居なくなる...。









廉『おい！食べへんの？』



『あっ...ううん！いただきます！』









やっぱり美味しいな...。

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