88. ページ38
.
廉『なんで...?』
優太『俺、お前なら大丈夫。大丈夫だけど...あいつ...怪我するところだったじゃん?』
確かにあの時の停電...。
俺のせいで怪我するところやったな。
優太『だから、耳の聞こえる...オレの方がいいなって...。だから、別れて欲しい。』
廉『...。』
優太『あっ...あの...。廉の性格はバリバリすき!大好き!だけど、その...耳?が...。』
俺やってわかってる...。
廉『もう少し時間欲しい。俺も...優太の方がええなぁって思ってたから...。でも、もう少しだけ...。』
優太『あっ...わりぃ。嫌いとかじゃねぇからな。』
廉『おう。』
もし耳が聞こえてたら、
アイツの笑い声とかアイツのこと守れてるのになって思う。
『ゆーたーーー!』
優太『ん?』
『お昼食べてく?』
優太『んーじゃ...食べる!ざるそば?』
『うふふ笑そーめんですぅー!笑』
優太『なんだよォ!笑』
そんなふたりのやり取りなんて聞こえないし、
聞こえる同士の方がええよな...。
.
優太が帰りー。
『廉!花火やろ〜!』
廉『おう。』
俺らの恋...
花火のように終わるんかな...
『打ち上げ花火の音ってね、』
《ドーーーーーン!》
『すごい大きな音するの!』
廉『へぇ〜!』
『あとは、水風船!割れると』
《ピシャッ》
『冷たい音がするの!』
廉『涼しそうやな。』
『ねね。』
廉『ん?』
『これからもたくさん...音のこと知ろう!』
廉『えっ?』
『だって...寂しいと思う...。』
廉『えっ?寂しいって?』
『手術...やったのに...聞こえないとか...神様意地悪よ...。』
廉『ホンマに優しいんやな。A。』
『ううん...///』
廉『何照れてるん?笑』
『うふふ笑とにかく...少しでも私たちの世界にいれるように...。』
廉『ありがとう。これからもたくさん教えてな?』
『うん!』
廉『残りの花火とかやるで!』
『やるやる!』
とにかくAにとって楽しい日々が送れることを祈るで。
136人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
LOVE(プロフ) - aimiさん» こんばんわ⭐️またまたコメント嬉しいです!ありがとうございます😁読んでくれることを楽しみにしてくれるみんなを想像したら、楽しく書いています🥰🥰これからも応援よろしくです😊 (2021年11月6日 16時) (レス) id: bd9546202f (このIDを非表示/違反報告)
aimi(プロフ) - おはようございます✨今回はちょっと可哀想だったけど、幸せそうで良かったです❗️大変でしたか?私達のためにありがとうございます✨これからも応援してます✨大好きです❤️ (2021年11月6日 7時) (レス) @page50 id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
LOVE(プロフ) - 箱推しティアラさん» コメントありがとうございます(*^^*) そう言って貰えて私も嬉しいです^^*ほんとにありがとうございます〜! (2019年12月27日 14時) (レス) id: 2367203f0f (このIDを非表示/違反報告)
箱推しティアラ(プロフ) - いい話すぎて、涙出てきました( ;∀;)キュンキュンする作品も心があったかくなる感動する作品もつくれるLOVEさん、さすがです!ほかの作品も楽しみに待ってます! (2019年12月27日 12時) (レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
LOVE(プロフ) - 涼宮美桜さん» ありがとうございます(*^^*)そう言ってくれて嬉しいです^^* (2019年8月5日 14時) (レス) id: 5092ac736c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:LOVE | 作成日時:2019年6月9日 17時