聴こえない彼...《Ren.N》2

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アイツに連絡しても返事は来ない。









朝もアイツに会わない。









ランチの時から、アイツに会えてない。









そしてある日の夜ー。









時間があったから、Aのバイト先へ行った。









そしたら、ちょうど出てきた。









廉『よっ。』



『...。』



廉『...。』



『なんでここに居るの？』



廉『連絡しても返事来ないし、朝も会ってないから心配になって...。』



『ごめん。』



廉『無事ならよかったんよ。』



『ごめん。』



廉『なんで謝るん？』



『これ...みて...』









Aは、レシートの裏になんかを書いて俺に渡した。









俺は開けてみたら...。









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《廉。私たち会わないようにしよう》









うそ...









嘘やろ...？









アイツに会えへんの...？









そんなん...手術のとき頑張れへんよ...。









俺は泣き崩れてその日の記憶はほとんどなかった。









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そしていつの間にか冬休みになってしまった。









手術なんてこん時ほぼやる気のない俺だった。









廉優太。A最近元気か?来週の土曜日俺手術やねん。









少しでもAに来て欲しくて優太に、わざと連絡した。









優太えぇーーーー?!がち?!手術か...。怖いよな。Aは...最近暗いな。









A。具合悪いんかな...。大丈夫か？A。









俺...。来週...手術やねん。









成功してお前のために頑張るねん。Aの声が聴こえないと意味無いねん。









A。俺の元に帰ってきて...？

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