29. ページ29
廉はゆっくり話した。
――――――二人暮しでバカにされたこと
――――――お父さんが事故で死んでしまったこと
――――――お母さんがガンで入院してること
『そうだったんだね。』
廉『せやから、悪いことしてあかんってわかる。せやけど、バカにしてきたり、友達が俺のおかんのことバカにしたりしてきて、ほんまに腹たって...。...。...。そして、友達できたと思ってたら、その友達がたまたまこういう系の友達やってん。』
『そうなんだ。』
なんて言葉をかけたらいいのか分からない。
廉『これで約束果たしたな。』
『えっ...？』
廉『ごめん。こんな話して。』
『ううん！私がどうして？って聞いたんだもん。いいんだよ？私こそごめん。』
廉は、私の方を見て
ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
頭ポンポンされた...？私...。
『れ...ん？』
廉『そんな暗い顔すんな。』
『廉。もし、廉がよければいつでも泊めるよ？私の家。』
廉『えっ？』
『だって...。ひとりじゃ寂しいじゃん？』
廉『A。』
『ゆっくり考えて？よしっ！丸つけやろう！』
ソファーから降り、
丸つけするテーブルの前に行くと...。
後ろから
ｷﾞｭｰｯ
『れっ...ん？』
廉『優しすぎやろ...。』
『えっ？』
廉『大っ嫌いな先生...。じゃない。』
言われ続けた“ 大っ嫌いな先生 ”
廉『大好きな先生やで...？大っ嫌いな先生って言ってごめん。』
私は気付いた。
廉から“ 大好き ”と言われると
ドキドキする。
ドキドキする理由はただひとつ。
不良高校生にいつの間にか恋をしてしまったのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 416人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
LOVE(プロフ) - 涼宮美桜さん» またまたありがとうございます^^*嬉しいです^^ (2019年8月5日 14時) (
レス) id: 5092ac736c (このIDを非表示/違反報告)
涼宮美桜 - このお話、本当に最高で一気に読めました！この作品も本当に大好きです！！ (2019年8月5日 13時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)
LOVE(プロフ) - Noa さん» 最近新しいの考えてるから、新しいやつ書いたら紹介するね^^* (2019年6月15日 9時) (レス) id: 5092ac736c (このIDを非表示/違反報告)
Noa - 新たらしく、書いたやつとかオススメとかある？w (2019年6月13日 17時) (レス) id: a915d8b0c2 (このIDを非表示/違反報告)
Noa - LOVEさん» いいえ(*≧∀≦*)ww (2019年6月10日 6時) (レス) id: a915d8b0c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：LOVE
| 作成日時：2019年5月24日 22時
