33，窮地に一生 ページ34
崩れた瓦礫を避ける為、Aは黒鞭を使って器用に避け、ヘリに接近しAがスマッシュを放つ
「ロディ、大丈夫？」
エアフォースを食らったヘリが怯んでいる間に、
Aがロディを崖の頂上に降ろした
「いてて…ああ。なんとか」
しかしロディが手元にケースがない事に気づき
辺りを見回す
「あそこ！」
少し離れた場所にケースを発見し
ロディが走り出すも同じタイミングで
コントロールを取り戻したヘリが
ロディの頭上に現れた
「ロディ！！」
巨大な鉄球が落下した事により
地面がめくり上がり、ロディは足場を崩し
崖から落下する寸前で
ロディは片手で崖にしがみついた。
もう片方はケースを手にしていて力が入らない
「く…っ」
ロディの下は川が流れている。
地上とは数千メートル離れている為
落ちれば無事では済まされない
「ロディ待ってて！」
Aがロディの窮地に駆けつけようとするも、
ヴィランの攻撃が行手を阻む。
ロディが耐えている場所の近くに
降りた鉄球が個性のヴィランが、
巨大な鉄球を作り、ロディめがけて
落とそうとしている姿が見えた
「やめろ！！」
Aが必死に叫ぶ。
ロディは、Aの方へ最後の力を振り絞り
「受け取れ、(人2)！」
ケースをAへとぶん投げたのであった。
己の命よりも
ケースの価値を優先したという事だ
「いや！！嫌だロディー！！」
Aが泣きそうな顔で手を伸ばす。
その様子を見たロディは、ただ
微笑み返すだけだった。
「人類の救済を！！」
鉄球を抱えたヴィランがそう叫びながら
鉄球を振り下ろす。
その瞬間、ロディが崖から手を離し
重力に逆らわないまま落下した
「ロディーー！！」
次の瞬間、ヴィランの後方から
一瞬で巨大な氷山が出現する
「…え？」
あまりの一瞬の光景に目を疑った
「こ、これは…」
氷山は生き物のようにうねり
ヴィランをいとも簡単に拘束する。
攻撃が止まった事から
Aはすぐさまに崖の下を見下ろした。
すると、氷結が下まで伸びていて
ロディを上手くキャッチしているではないか。
崖から顔を出したAを見て
眉を下げながらも手を振ったロディ
「危なかったー…」
「ろ、ロディ…っ！良かったぁ！」
ボロボロと涙をこぼしながら
Aは氷結の出どころを目で追うと
地面に手をつけ白い息を吐く轟の姿が見えた
「保須の時といい、
相変わらずお前の通信は分かりにくいぞ。(人1)」
「どどろぎぐんんん！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 206人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無希(ナキ)(プロフ) - ナギサさん» ぬぅええええありがとうございます！！！ナギサ様もイラストを描かれるんですね、気になります…！！小説も読んで下さり、嬉しいです！読みやすさなどはいつも心がけていたので、そう言って頂けるなんて幸せです！これからも頑張りますね！本当にありがとございました！ (10月15日 19時) (
レス) id: 35a497e8fb (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - 小説もそうなんですが、なんというか読んでて気持ちいいというか言葉がストンと入ってくるのでとても読みやすいです!!!!これからもよろしくお願いします!!!! (10月10日 20時) (レス) id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - う…控えめに言って最高です…（泣）というか画力上がってませんか!?私もイラストとか描いたりするんですが、ナキさんの描き方がめちゃくちゃ憧れです…✨立ち絵とか凄いなぁと毎度毎度驚かされてます!!!! (10月10日 20時) (レス) @page1 id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
無希(ナキ)(プロフ) - Nana62600さん» ありがとうございます！更新がしばらくできずすいません…どうにか続きが書けるよう精進しますので今しばらくお待ち下さい (2022年7月5日 18時) (レス) id: 15f8c458bb (このIDを非表示/違反報告)
Nana62600(プロフ) - 更新ずっと待ってます！！！ (2022年7月1日 16時) (レス) id: 4e174f0a48 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：無希(ナキ)
| 作成日時：2022年3月5日 16時
