The disaster of Keito (ページ18)

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３日後… ページ18

涼介side

JUMPでの仕事が入っていた俺は圭人の家を訪ねた。

ピンポン…

「入るぞ～。…えっ？」

鍵が掛かっていなかった。

しかも外は明るいというのに、部屋の中は暗く、圭人は…というと部屋でぽつんと体育座りしていた。

「圭人、どうした？仕事行くぞ。」

カーテンを開けると…いつもはそこそこ綺麗な圭人の部屋なのに、物が散乱していて…。

もしかしてこいつ…あの日から？

圭人「あぁ、山ちゃん。すぐに支度するね。」

圭人はそう言って立ち上がろうとしたけど、すぐにふらつきそのまましゃがみ込んだ。

圭人「ごめん…。ちょっとだけ待って。」

「圭人、お前ちゃんとご飯食べてるの？ちゃんと眠ってんの？酷い顔してる…こんなんじゃ撮影出来ねぇよ…。」

圭人はぽろぽろ涙を流し始めた。

圭人「山ちゃん…この間ね、本当に全部思い出しちゃって…。亡くなった人の顔まで出てくるんだ…。俺…生きてて良かったのかな？」

「圭人っ！こっちの身にもなってみろ。変なLINE送ってこられて、事故機の乗客リストに名前載ってて、でも何日も見つからなくて…みんながどれだけ心配したと思ってんだよっ！」

圭人「ごめんね。ごめんなさい…、やまちゃん。」

「生きていて…本当…良かった…。」

そう言って暫く圭人とハグしていたけど、着信音にハッとした。

いけねぇ…仕事だった…。