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I・K 9 ページ10
圭人side
伊野ちゃんも大ちゃんと同じように俺の背中を押してくれた。
「あ、でも」
『でも』その言葉に心臓が跳ねる。
「メンバーのためにも、圭人の気持ちをみんなに伝える場を作った方がいいよ。」
確かに…
話すの怖がってても意味ないしなぁ…
「あと事務所の人とか、マネージャーさんに話した？」
うっ…
「まだ…」
伊野ちゃんは驚いた顔をしてすぐに笑った。
「じゃあ、事務所の人には先話しておいた方がいいね。」
「分かった。」
「てか、普通は事務所の人から伝えるんじゃない？」
「そうなの？」
「いや、でも圭人が一番に俺に話してくれて嬉しいよ。」
めちゃくちゃ嬉しそうな伊野ちゃん…
「あ、昨日大ちゃんに言った…」
「なんだよ〜大ちゃんが一番か〜」
そう言いながら伊野ちゃんは笑った。
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作者名：流蓮 亮 | 作成日時：2018年8月25日 16時
