【イナズマイレブン】沖縄でエンジョイしてたのに、急にサッカーしろとか言われて宇宙人との闘いに巻き込まれた水のストライカーとは俺のことである← (ページ4)

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第２話：水のストライカーの日常２ページ4

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綱海のサーフィンに付き合い、やっと船で地元に帰ってきたAは、家に荷物を投げ捨てると、すぐに隣の家の扉を開いた。

「おーっす、土方ー。あいついる？」

そう言うと、エプロンをるけて台所に立っていた筋肉質の体格を持つ幼馴染、土方雷電が振り返った。

「おお、Aか。あいつなら庭の方に入るぜ」

あ、煮物のいいにおいがする……こいつ、顔の割には料理が上手いからな………あなどれねぇぞ、こいつの主夫力………←

そんな庭に、ポツンと木株に座っているフードの少年がいた。

彼の名前は、豪炎寺修也。

FFで雷門イレブンを勝利へ導いたエースストライカーだ。本来、沖縄にいるはずのない彼には、一つ事情を抱えていたのだった。

「おーい、豪炎寺」

「……………」

……考え事してるのか……？聞こえないのか。

仕方ない、ちょっとからかってやるか。

Aは、咳払いをして声を低くするとそっと豪炎寺の肩を叩いた。

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「ふははは、君にはエイリア学園に来てもらおう」←

「…………………………おい」

さすがに聞きなれた声に気付いたのか、こちらを振り向き。呆れた顔をフードの間からのぞかせながらため息をついた。

「バレたか」

「……お前、それもう５回目だぞ……気づかない方がバカだろう」

「ははっ、そんな顔していたら何にも始まらないぞ？サッカーの特訓やるぞ。

備えあれば多少憂いあれど憂いなしってな！」

「結局憂いはあるのか……？」

なんて苦笑いしながら、転がしたボールを蹴り返しパス返しをした。

「妹のこと、心配か？」

「………そりゃあ、な」

「鬼瓦さんを信じろって、きっとお前の仲間もお前を待っている。そのときが来るまで、俺がしてやるからお前の必殺技、完成させるぞ」

「………お前は、円堂に似ているな。必殺技のときも似たようなこと言ってたし」

目を閉じて思い出すようにいいながら、俺が蹴り返したボールを蹴り返す。

「そ、そうか？その円堂って奴が、どんなめんどくさい奴かは知らなけど、俺はお前の味方だからな。さっ、今日もストライカー対決するから、浜辺にいくぞ」

「ああ、そうだな……。ここでクヨクヨしてても仕方ないな」

豪炎寺はそう言って、ボールを強く跳ね返すとAの後を追うように後ろを歩き、浜辺についていった。