【イナズマイレブン】沖縄でエンジョイしてたのに、急にサッカーしろとか言われて宇宙人との闘いに巻き込まれた水のストライカーとは俺のことである← (ページ25)

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第２２話：水のストライカー、抜け出すページ25

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前半が終わりのホイッスルが鳴り響き体力を消耗したメンバー達がぞろぞろとベンチに戻っていく。

それにしても相手のやり方になんか感じる…。吹雪も相当落ち込んでいるようだった。

ドリンクを飲んでいると観客席に座っていた豪炎寺と土方が立ってこちらを見ているのに気付いた。

( うげ…っ、もうそんな時間か…… )

ドリンクを置いて口元を拭い、何やら演説のようなことをしている綱海スルーして、監督の方へ向きなおった。

「監督すいません、急いで行ってきます！！」

「え？あ、ちょ、シグレ！？」

「おいどこ行くんだよ！？」

円堂達の制止を聞かずジャケットを羽織ってコート外を飛び出した。
監督は何も言わずに自分を見ていたのできっと分かっているのだろう。

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「おい、このパーカーサイズでかくないか。あとダサい」

「ダサくて悪かったな…」

豪炎寺の着ていたパーカーと同じものを用意し、顔を見なければ分からないように変装をする。

鬼瓦さんからの指示で『豪炎寺と入れ替われ』と言われたので公衆トイレで服を交換している。豪炎寺の俺の変装が見れないのが残念←

公衆トイレを出て土方と一緒に大海原中近くの雑木林の中の一本道を歩く。

後ろから三人の黒服の男が歩いてくる音が聞こえる。

「デカイ方は無視しろ。用があるのはフードの方だけだ」

ある程度歩いたところで目配せをして二手に分かれる。
まぁ、絶対こっちに来るんだけどさ←

木々を抜けて指定された場所に配置し、待機しておく。

………あいつら足遅いな←

そんなこと思いながら歌でも歌ってやろうかというときにやっと来た。息を潜めて声を出さないように堪える。

「久しぶりだねといっても君も私達が見張っているのを知っていたのだろうからそんな挨拶は必要ないか」

こっちは初めてだよバーロー←

「事情が変わってね、君の意思関係なく我々に協力してもらうことにした。
一緒に来てもらおうか」

そう言い、肩を掴んだ瞬間、手を掴み返して叩き落とし、フードを取った。

「すいません、人違いじゃあないですかぁ？」

嫌味ったらしくそう言ってやった。

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