【イナズマイレブン】沖縄でエンジョイしてたのに、急にサッカーしろとか言われて宇宙人との闘いに巻き込まれた水のストライカーとは俺のことである← (ページ24)

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第２１話：水のストライカー、宇宙人と戦う２ページ24

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「時雨さん、あなたは浦部さんと一緒にFWに入ってちょうだい」

「了解です」

代わりに立向居と目金はベンチ。そしてさりげなく入っている綱海←

軽く観客席の方を見ると、豪炎寺と土方がいた。こちらに気づいたようで目配せをしてくる。

そして、試合がスタート。いきなり前線の二人が駆け出し連携で抜き去った。

…あれ絶対走りにくいだろ←

続いてメテオシャワーが炸裂し、こちら側に来た三人がガイアブレイクという技を放つが、それは見事に円堂が習得した正義の鉄拳によって弾かれた。

「すっごいなあれ…」

よく綱海の教え方でできたもんだ← それ以前にどこまで伸びていくんだろうか。どんどん強くなっていっている。

　そして土門のボルケイノカット、一之瀬のフレイムダンス、木暮の旋風陣が炸裂してどんどん有利になっていく。ってか解説うるせェな…←

「時雨！決めろ！！」

「了解！」

鬼道からボールが渡り、それを足で受け取りながら相手の陣地へと走っていく。

目の前に髪を団子にした女の子が立ち塞がったが構わずに抜き、次に２人、３人と間を通り抜けながらゴールへと向かう。

『おぉーっと！？ここで新FWの時雨！一気に駆け上がっていく！必殺シュートなるか！？』

だいたい相手のDF、MFあたりの場所で地を蹴ると水流が現れ、ボールを包み込む。

この技は、回転を加えることによって水が膨張し、パワーが増大するのだが、もう一つ利点がある

「流れ去れ！アクアドライブ！！」

足を入れた瞬間、膨張してたボールが一気に縮み音速の速さで水を撒き散らしなが進んでいく。

「サッカーの理(ことわり)は、速さだ！！」

「なにっ…！？」

その速さにデザームは技を発動できず、横をすり抜けてゴールネットが伸び、ホイッスル音がなった。

「イェス！！」

軽くガッツポーズを決める。この技最大の利点は速さ。溜め込むのに時間はかかるがその分早いのがこの技の使い勝手がいいところだ。

『ゴール！！水のストライカー・時雨のアクアドライブが決まりました！雷門イレブン先制点です！！』

「ナイスだ時雨！」

「どうってことないよ、次に繋げよう」

…もっとも、この技は自分で考案した技ではない。自分はただの二代目、“初代”水のストライカーである兄の技だ。

　そもそも、自分の技なんて出す機会すらないのだから。

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