【イナズマイレブン】沖縄でエンジョイしてたのに、急にサッカーしろとか言われて宇宙人との闘いに巻き込まれた水のストライカーとは俺のことである← (ページ13)

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第１１話：水のストライカー、危機訪れる２ページ13

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「マジン・ザ＿＿＿」

技の名前を言い終わらぬうちに、ボールは大きく方向転換して円堂の横を通り過ぎ、水しぶきをあげてゴールネットを貫いた。

正直言うと、この技に対して咄嗟に反応できたやつを見たことがなかったから驚いた。何はともあれ一点先取だ、軽くガッツポーズを取ると後ろからイェーイ！、という騒がしい声が聞こえた平常運転。

「残念だったな、伊達に水のストライカーを名乗ってるわけじゃねーからな」

「っああ、凄いスピードだったな！次は止めてみせるさ！」

「さてお前に俺の魔弾を手に収めることはできるかな？←」

「シグレー、群発性中二症候群はいいから早く戻ってきてー」

　結いあげた髪を靡かせながら悪役が発しそうなセリフを言っていると遠くから喜屋武の声が飛んできた。あ、みんな呆れた表情してるなんかゴメンなさい←

「綱海見たか。あれが本当のシュートだ」

「お前やっぱスゲーやつだったんだな。円堂たちが探していたのもよく分かったぜ！」

「次はお前が決めてやれ、ほながんばれやー」

最後なぜか関西弁の口調になったが、スルーをする。…ぶっちゃけ言うと、このチームは十分対抗できていると思う、負けても大して気にしないし、余裕が有り余っている。

さて、このリズムサッカーが解けるか、否かじっくり見させてもらいましょうかね。

「でもなかなかやるじゃない、このチーム」

「うん。今の必殺技もそうだけど、こっちのチャージを絶妙なタイミングで外してるわ」

「………」

というわけでこっから自分は空気になります←

金がもらえない仕事はしたくありません(真顔)、楽しいけど

…はい、本当のことを言うと音村にいつでも行動できるように陣地で待機とのことです。しばらく何も手を出さないで見ておこう

円堂からのパスにFWのリカが足で上手く取る。そのままドリブルでこちらへと向かってきて、綱海が立ちはだかるが、やはり慣れていないのか、すぐに横を通り過ぎられてしまった

「１６ビート！」

音村の指示に赤嶺が頷きながらたやすくリカのボールを奪った。
続いで一之瀬、塔子を平良がスライディング、渡具知が奪って木暮が三人に包囲される。

「８ビート！」

木暮もまたあっさりとボールを奪われ、相手は戸惑い、一部怒りを出ていた。

今もなお隣でリズムを図っている音村はニヤリと口を歪ませていた。

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