【イナズマイレブン】沖縄でエンジョイしてたのに、急にサッカーしろとか言われて宇宙人との闘いに巻き込まれた水のストライカーとは俺のことである← (ページ11)

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第９話：水のストライカーの日常９ページ11

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「豪炎寺ー、ヤッホー」

土方の家に上がり、いつものように庭でボールを蹴っている豪炎寺に話しかける。

「お前か、島の方に行ってたんじゃなかったのか？」

「さっき帰ってきたんだ。土方は？」

「さっき出かけていったぞ」

「入れ違いか…。まぁいいや、サッカーやらないか？」

「ああ」

ボールを受け取って、パス回しをしながら会話をする。

「そういえば、昨日雷門イレブンにあったぞ」

「……円堂たちに？」

「たぶんお前を探しに来たんだろうな。…様子、見に行くか？」

「………！」

ボールを蹴る足が止まる。動揺しているのがバレバレだ

「フードをかぶっていたら大丈夫だろう。なんかあっても私が逃がしてやるから、怖がって助けてもらうのを待つだけでいいのか？」

「…ああ、行こう」

豪炎寺は何かを決意したようにうなずきながら立ち上がるとついてくる。

「実は、さっき見かけたんだ。海辺近くのサッカー場にいたから今もまだいると思う」

林の方を抜けて近道をすると、すぐに空いた場所が見える。そこには、予想通り雷門イレブンが居て、土方、そして見たことがない赤髪の少年がいた。

　しかし、何やら修羅場だったようで、互いを威嚇するようにシュートを放ちながら砂煙を巻き起こして消えてしまった。

「あいつら…エイリア学園の……！！」

「…お前のこといってたな。見つかってないのが、不幸中の幸いだったな……」

木の陰に隠れながらストーカまがいのように観察していると⇦
ゴーグルマントが顔を上げて声を上げる

「炎のストライカーは奴じゃなかった。水のストライカーも見つかっていない、さぁ、また一から出直しだ！」

……って、あれ？

「水のストライカー…って、お前のことも探してるぞ」

「は！？なんで平凡幸福市民の俺が！？」

この時、初めて自分の平凡が崩れたことに知った。

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