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私が住んでいるところと、その隣町では
活動時間が異なります
私の街は朝起きて普通に昼を過ごし、夜になると眠る
いわゆる太陽の街
これが一般的なのですが、太陽の街の隣の[月の街]というところは
活動時間が逆転しているのです
夜に私達と同じように過ごし、朝になると夜まで眠ります
なので、基本太陽の街の住民と月の街の住民は関わることがありません
むしろ、この二つの街の上の人間同士がとても仲悪く
年が20になるまで隣街の住民とは直接一切関わってはならないし、隣街へ行くことが禁じられています
その二つの街の境目が、あの大きな木の下なのです
その場所はどちらの街のものでもないので
誰も近づこうとはしません
ただ私は、あの時たまたま気分転換にあそこへ行っただけなのです
だからあの手紙を、とても運命的に感じたのかもしれませんが
まさか彼女が、月の街の住民だったなんて
彼女と手紙を通していくら仲良くなっても
20になるまで会うことはできないと言うことだから
「……あと4年かぁ…」
まだ出会って少しなのに残念な気持ちになりながら、
私は手紙に「まみと申します。私でよければよろしく」と添えて
また木の下へ手紙を置きに行きました。
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のえる - 心に残る、素敵なお話でした。この作品に出会えて本当に良かったです！ありがとうございました！ (2017年10月2日 22時) (
レス) id: 5029201a39 (このIDを非表示/違反報告)
もちふわ(*´ω｀*)(プロフ) - 凄くいい作品です！ジーンと来ました……。 (2017年10月2日 21時) (レス) id: b8bb906e80 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - なんか切なくて悲しくて、素敵なお話だな…と思いました。感動を有難うございます。これからも頑張ってください！ (2017年10月2日 19時) (レス) id: cb6f265888 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 占ツクの小説でこんなに感動した作品は久しぶりだった。ありがとう。 (2017年10月2日 18時) (レス) id: 6a7c2d3bdd (このIDを非表示/違反報告)
橘 涼@低浮上(プロフ) - 心にスッと入ってきて、スッと涙が出る。久々に感動しました。ありがとう。 (2017年10月2日 17時) (レス) id: f9b3e1d66c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まねみー
| 作成日時：2017年10月1日 20時
