君となら.*･ﾟ 2

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部屋の外に出ると、大好きな背中が既に私を待っていた。後ろ姿を見ただけでもわかる。絶対、かっこいい。


『お、お待たせ〜、？』


後ろから北人くんに近づいて、隣に並ぶと、私を見た彼は大きく目を見開いて、私もまた、目の前の彼同様、大きく目を見開いた。


黒のスーツに朱色のネクタイの彼は、まさに今日の主役。普段はさらさらの髪の毛にウェーブがかかっていて、北人くんなんだけど、まるで北人くんじゃないみたい。


『か、かっこいい、、』「っ、きれい、」


同時に口にした、互いを褒める言葉に、思わずふふっと笑みが漏れる。見つめてると、だんだん赤く染っていく北人くんの顔。暑いのかな、？


『北人くん、顔、赤い』


「だってA、今日ちょっとセクシーだから、」


『っ、これは、っ、私もさすがに恥ずかしい、、』


「でも、似合ってるからいっか、」


『ありがと、あ、そろそろ行かなきゃ！』


そう言って北人くんの手を引っ張って店を出て、みんなが待つ場所へと向かった。北人くんは終始、？顔だった。

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