君となら.*･ﾟ 2

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修学旅行も終わって次は2週間後に控える2年生最後のテスト。


そんなに頭が悪いほうじゃないけど、大学受験のためにも良い評定取らなきゃだよね...って、今回はいつもより早めに勉強を始めてた。


北人くんの部活が終わるのを待ってるついでに、図書室で勉強することに。


あ、壱馬発見。でも1人で集中してるみたいだし...話しかけないでおこ。


まず苦手な数学から始めたはいいんだけど...。


壱「おい、A！A！」


『んん...壱馬、うるさぃ...』


壱「ったく、こんな所で寝とったら風邪ひくで？」


ふわっと壱馬の匂いがして、体が暖かくなったけど、睡魔に負けた私は起きなくて...。


北「A〜A！」


『...壱馬、うるさいって〜』


北「壱馬じゃない！おーれ！ほ！く！と！」


『んん〜、ほくと...北人くんっ？』


ぱっと顔を上げると苦笑いしている北人くんの顔。


『ご、ごめんっ！私、寝てて...』


「いや、いいけどさ！俺壱馬じゃないからね？」


『あ、そういえば壱馬...』


「ん？壱馬が何？」


『いや、1回起こされたんだよね、壱馬に。』


「じゃ、そのカーディガンも壱馬のかな？」


『あ、多分そうだ...。うん、壱馬の匂いする』


「壱馬ってば、やっぱりAには甘いんだから...ほら！帰るよ！学校閉まっちゃう」


『北人くんほど甘くはないけどね？さ、帰ろっ！』


「なんだと〜、？！！」


って、2人で図書館から駆け出した。

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