君となら.*･ﾟ 2

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｢はぁ〜、もう無理！お腹破裂する！！！｣


『だって、！北人くん買いすぎだし食べすぎだし！笑』


2人でクリスマスソングメドレーを流しながらご飯を食べた。


今までは壱馬と2人で過ごしてたクリスマス。


壱馬、クリぼっちにしちゃってごめんね汗


｢あ、俺ね、プレゼント用意したんだ。Aに。｣


『え、うそ？一緒に過ごせるだけで幸せなのに...』


さっき引っ込んだはずの涙がまた目に浮かんでくる。


｢はい、これ。｣


差し出されたのは中指より少し長くて2回りくらい太い箱。


ピンクの箱に黒いリボンがかかっている。


『ありがとう。開けていい？』


｢どうぞ！｣


可愛い箱を開けると入っていたのは、


『...リップ？』


｢そう！どんなのが喜んでくれるのかわかんなくて、ゆりなちゃんに相談したんだ。でも！色はちゃんと俺が選んだから！｣


メーカーを見ると化粧品に疎い私でもわかるほど有名な会社の名前。


『これ、高かったでしょ？しかもお店に入るのとか...恥ずかしくなかったの？笑』


｢そりゃ、高かったし恥ずかしったけど...！Aが喜んでくれる姿思い浮かべたらそんなの関係なかったから。｣


浮かんだ涙が目を伝った。


『北人くん...、ありがとうｸﾞｽｯ』


｢ほらぁ、また泣く〜笑｣


私の涙をそっと拭ってくるゴツゴツした手を上から握る。


『私、今世界で1番幸せだよ』


｢ふふ、俺も｣


するとまた近づいてくる北人くんの顔。


チュッ、って触れるだけのキスをしてくれた。


でも次の瞬間、北人くんの目を見るとそれはいつもの北人くんじゃなくて...


なんていうか、こう...とても色っぽかった。


｢A、お風呂。入っておいで？｣


『あ、ああ！うん！ありがと』


ちょっと動揺してる私は急いで北人くんの部屋を出て、お風呂を借りた。

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