慧story１２ ページ37
プルルルル。
ピタッとその音に反応して止まった私達。
どうやら、私の携帯の着信音だった。
慧「・・・出てあげたら？」
そこには、いつもと変わらない先輩があった。
首を傾げて携帯を指さしている。
「・・・もしもし？」
携帯を手に取ると耳あてた。
・
・
・
「・・・というわけなんだ。」
携帯の話の内容。
それは、私のマンションの工事が終わったということ。
よかったという反面、どこか寂しい気持ちがあった。
つまり、慧先輩の家に住む理由がなくなったのだ。
慧「直ってよかったね。」
「・・・・はい。」
いつまでも、ここでお世話になってるわけには
いかないよね。
そう思い、自分の荷物をまとめ始める。
慧「お別れだけど、また会えるよ。」
・・・先輩は、何も思ってないのかな？
・・私は、寂しくて仕方がない。
・・・何だろう？このモヤモヤした気持ちは。
そんな気持ちは、謎めいたまま私は、出ていく準備をしていたのだった。
・
・
・
先輩の家を出て行って数日後。
いつも通り生徒会室で仕事をしようとしていた時。
先輩たちが神妙な顔をして入ってくるのが見えた。
って・・あれ？慧先輩は？
その中に慧先輩がいないことに気が付く。
「あれ、せんぱ・・・。」
涼「なんで、もっと早く言ってくれなかったんだよ！」
光「前から、決まってたことだそうだよ。」
有「伊野ちゃんが行っちゃうなんて嫌だよ！！」
え・・・慧先輩が行っちゃう？
・・・・どこに！？
「あの、先輩は一体どこに・・・？」
知「転校するんだって、自分の国に帰るらしい。」
「・・・・・・！？」
え、今なんて？
転校？・・・自分の国に帰る？
「いつ、・・・いつなんですか！！？」
光「・・・・・今日の夜、飛行機が出発するそうだよ。」
今日・・・・・！！！そんなっ！
なんで先輩早く言ってくれなかったの！？
頭に浮かんだのは、あの先輩の笑顔。
全然知らなかった。
教えてもくれなかった。
ねぇ、先輩・・・・一体どうして！？
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亜美(プロフ) - ゆづさん» こんにちは！光君と山田君ですか…！ありがとうございます(*´ω｀) お気に入り作者登録して下さって感謝感激です…。嬉しいです！ (2015年12月16日 15時) (
レス) id: 841abc7759 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづ(プロフ) - こんにちは！ゆづです。どれも素敵だったけど、特に光くんと山田くんがロマンチックで素敵でした！面白かったです！これからも頑張ってください！お気に入り作者にします！（笑） (2015年12月16日 1時) (レス) id: 887bb61bf6 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - JUMPさん» コメントありがとうございます...！ドキドキしてもらえて嬉しいです← (2015年11月28日 14時) (レス) id: c9213465c8 (このIDを非表示/違反報告)
JUMP - 山田くんは凄くドキドキしました (2015年11月27日 20時) (レス) id: 6c456de0bf (このIDを非表示/違反報告)
♪S e i R a(プロフ) - 亜美さん» はい！ いえいえ、こちらこそごめんなさい！ でも、この物語 楽しませていただきました♪ (2015年10月5日 7時) (レス) id: 930c5053d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜美
| 作成日時：2015年8月2日 3時
