慧story１１ ページ36
「ただいまー。」
慧「ふぅ、重かった。」
「だから持つって言ったじゃないですか。」
いいーのいーの。っとご機嫌そうにリビングに入っていく。
荷物を下ろすと、すぐにベランダの方へ直行。
慧「ミニトマト！」
「え、トマトですか？」
急に何を言い出すのかと思えば。
先輩のいるベランダをひょいっと覗いてみる。
「え、先輩ミニトマト育ててたんですか？」
慧「うん。」
まだ小さいけど、いくつかそこには実がなっていた。
その実を指でつんつんしながら優しく微笑む先輩にきゅんと
胸が音をたてる。
慧「大きくなーれ。」
じょうろで水をたっぷりかける姿が
子供っぽくて面白い。
いままで、無口でクールな感じだと思ってたけど。
猫のストラップとか、やたら素直なところとか。
ムスッとすねるところとか、無邪気に笑うところとか。
結構ギャップ？あるのかもしれない。
「先輩、私にもトマト見せてくださいよ。」
先輩のほうに近づいてトマトの実を
見つめたときに気づく。
隣には、先輩の横顔。
距離が近すぎて息が少しかかるくらいの距離だった。
わわっ・・・ち、近すぎる！
脳裏に先輩の発言が思い出される。
知『じゃあ、Aちゃんのこと好き？』
慧『好きだよ。』
分かってる、恋愛対象としてじゃないっていう意味くらい。
・・・けど、その言葉にちょっと期待してみたくなっちゃうんだ。
ふと先輩の横顔がこっちを向く。
私も、なんとなく顔をそむけることができなくて。
お互い、見つめ合った状態。
沈黙が流れてしまう。
どうしても、先輩の吸い込まれそうなきれいな目から
視線が離せないんだよ。
・・・・どうしてだろ？
だんだん先輩の顔が近づいてくる。
それにつれ、心拍数も上がっていく。
「・・・・・・っ。」
先輩の唇まであと四センチぐらい。
三センチ。
二センチ。
私は、そっと目を閉じた＿＿。
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亜美(プロフ) - ゆづさん» こんにちは！光君と山田君ですか…！ありがとうございます(*´ω｀) お気に入り作者登録して下さって感謝感激です…。嬉しいです！ (2015年12月16日 15時) (
レス) id: 841abc7759 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづ(プロフ) - こんにちは！ゆづです。どれも素敵だったけど、特に光くんと山田くんがロマンチックで素敵でした！面白かったです！これからも頑張ってください！お気に入り作者にします！（笑） (2015年12月16日 1時) (レス) id: 887bb61bf6 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - JUMPさん» コメントありがとうございます...！ドキドキしてもらえて嬉しいです← (2015年11月28日 14時) (レス) id: c9213465c8 (このIDを非表示/違反報告)
JUMP - 山田くんは凄くドキドキしました (2015年11月27日 20時) (レス) id: 6c456de0bf (このIDを非表示/違反報告)
♪S e i R a(プロフ) - 亜美さん» はい！ いえいえ、こちらこそごめんなさい！ でも、この物語 楽しませていただきました♪ (2015年10月5日 7時) (レス) id: 930c5053d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜美
| 作成日時：2015年8月2日 3時
