涼介story１０ ページ3
会話の途中、先輩がこんな質問をしてきた。
涼「お前ってさー好きな人いる？」
「へ！？なんですかいきなり・・・！」
そりゃ・・・目の前にいますけど？
なんて、言えない。
「い、いますよ。」
一瞬ためらったものの、小さめの声で言う。
ふーんっと先輩が軽い返事をすると、話を変えて喋り出す。
涼「俺さ、正直恋愛が怖いんだよね。」
「え・・・？それは、どういう・・・？」
よく分からないので聞き返してみる。
涼「ずっと前さ、好きだった子がいて。
その子彼氏持ちだったんだよ。
俺知らなくてさ・・・。」
いつもとは、違う本音を話してくれる
先輩に、思わず嬉しさが込み上げてきた。
涼「それで、その子もよく俺に喋りかけてきてくれて
よくカッコいいとか言ってくれたわけ。
だから告白したら。
その子と彼氏が別れたって聞いてさ、
涼介のせいで別れたんだからねっていいがかりつけられて・・。」
「酷い話ですね・・・。
先輩は、何も悪くありませんよ！悪いのはその子です！」
その話を聞いて思い当たる節があった。
女子生徒の告白を受けたときの返事。
あのそっけなさには、こんな理由があったんだね。
涼「はは、ありがと。なんかお前が
言うと説得力あるわ。」
そういって笑ってる先輩。
そんな彼の話を聞いてて、一つ疑問な点があった。
先輩、お母さんの話はするのにお父さんの話は聞かないなぁ。
何かあるのかな？
ちょっと、聞いてみようかな？
なんて思ったので聞いてみる。
「あの、先輩のお父さんってどんな人なんですか？」
涼「・・・・・・・。」
しばらく沈黙が流れる。
あ、やばい！聞いちゃマズいことだったんだ！！
「あ、えっと！すみません。話したくなければ・・・。」
涼「いや、別に。
俺の父さんは、俺が小さい頃に離婚してよく分からないんだ。」
少し寂しげな声の先輩。
そ、そういう事情があったんだ・・・。
涼「まぁ、でも気にしてないけどな！」
はは、っと笑う先輩。
窓を見れば朝を迎えていた。
「もう、一日経ったんですね・・・。」
私がそう呟いたとき、体育館倉庫の扉が開かれる。
ガラガラ・・・・。
光「やっぱり、ここにいた！大丈夫か・・？」
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亜美(プロフ) - ゆづさん» こんにちは！光君と山田君ですか…！ありがとうございます(*´ω｀) お気に入り作者登録して下さって感謝感激です…。嬉しいです！ (2015年12月16日 15時) (
レス) id: 841abc7759 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづ(プロフ) - こんにちは！ゆづです。どれも素敵だったけど、特に光くんと山田くんがロマンチックで素敵でした！面白かったです！これからも頑張ってください！お気に入り作者にします！（笑） (2015年12月16日 1時) (レス) id: 887bb61bf6 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - JUMPさん» コメントありがとうございます...！ドキドキしてもらえて嬉しいです← (2015年11月28日 14時) (レス) id: c9213465c8 (このIDを非表示/違反報告)
JUMP - 山田くんは凄くドキドキしました (2015年11月27日 20時) (レス) id: 6c456de0bf (このIDを非表示/違反報告)
♪S e i R a(プロフ) - 亜美さん» はい！ いえいえ、こちらこそごめんなさい！ でも、この物語 楽しませていただきました♪ (2015年10月5日 7時) (レス) id: 930c5053d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜美
| 作成日時：2015年8月2日 3時
