宏太story５ ページ16
薮「えーと、教科書の七十ページを開けー！」
普段と変わらない素振りで教科書を開く先生。
私は、気づいてもらおうとお兄ちゃんをずっと見つめてみる。
・・・・が、全然ダメだ。
目を合わせてくれない。
結局、そのまま授業は終わってしまった。
・
・
・
ここは、生徒会室。
夜遅くまで、作業があるためパソコンに向かっていると
誰かが隣に座って来た。
慧「・・・・・まだやってるの？」
「あ、はい！先輩は帰らないんですか？」
物静かな、慧先輩が話しかけてくるのは珍しい。
少し、ドキドキしている。
慧「・・・もう帰るよ。」
先輩の姿を見ると、肩に鞄をかけていた。
・・・私も、早く帰らなくちゃ。
・・・なんて、思っていると
先輩が首を傾げながら、顔を覗いてきた。
慧「・・・なんか今日Aいつもと違う感じがする。
・・・可愛い。」
「え、・・・・・？」
や、やっと気づいてもらえた！
・・・・でも、本当はお兄ちゃんに気付いてほしかったんだけどなぁ。
少し、憂鬱な気持ちでパソコンに再び向かった。
・
・
・
帰り道、暗がりの道の中一人とぼとぼと歩く。
・・・・と。
薮「あ、A！こんなくらい時間に一人とか
危ないぞ。」
車の運転席に座っていたお兄ちゃんは、こっちこっちと手招きをしている。
近くの街灯に照らせれているせいか、お兄ちゃんが
一段とカッコよく見えた。
薮「シートベルト、閉めたか？」
「うん。」
助手席に座り、ふとお兄ちゃんの方を見る。
そこには、いつもと違う大人顔の彼がいた。
まぁ、お兄ちゃんは大人だけど。
薮「本当にシートベルト閉まってるのか？」
そういうと、私の所に覆いかぶさってくるお兄ちゃん。
わわ・・・！顔が近いってば！
目の前に覆いかぶさる、彼の身体に戸惑いながらも
平常心を保とうと頑張っている自分がいた。
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亜美(プロフ) - ゆづさん» こんにちは！光君と山田君ですか…！ありがとうございます(*´ω｀) お気に入り作者登録して下さって感謝感激です…。嬉しいです！ (2015年12月16日 15時) (
レス) id: 841abc7759 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづ(プロフ) - こんにちは！ゆづです。どれも素敵だったけど、特に光くんと山田くんがロマンチックで素敵でした！面白かったです！これからも頑張ってください！お気に入り作者にします！（笑） (2015年12月16日 1時) (レス) id: 887bb61bf6 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - JUMPさん» コメントありがとうございます...！ドキドキしてもらえて嬉しいです← (2015年11月28日 14時) (レス) id: c9213465c8 (このIDを非表示/違反報告)
JUMP - 山田くんは凄くドキドキしました (2015年11月27日 20時) (レス) id: 6c456de0bf (このIDを非表示/違反報告)
♪S e i R a(プロフ) - 亜美さん» はい！ いえいえ、こちらこそごめんなさい！ でも、この物語 楽しませていただきました♪ (2015年10月5日 7時) (レス) id: 930c5053d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜美
| 作成日時：2015年8月2日 3時
