ダンボール戦機Ｗ【大空ヒロ】僕のお姉ちゃんはＬＢＸの神なのですっ！ (ページ41)

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第四十話ページ41

真理子「それじゃ、ご飯にしましょう」
そう言ってキッチンへと向かう。
バン(ありがとう、母さん。俺、父さんと一緒に戦う。ＬＢＸを守るために、カズとあみと助け出すために！)
バンは、強い母親の背中を見つめ続けた。

スタッフ１「第三システム、作動確認」
スタッフ２「第七システム、復旧完了」

里奈「このままだと、思ったよりも早く完全復旧できそうね」
里奈が拓也のほうを向く。
拓也「ああ」

コブラ「なかなか手際がいいな。さすがは、かつて世界を救ったシーカーだ」
コブラは動き回る。
結城「拓也さん、例の分析結果が出ました」
拓也が結城に近寄る。
結城「見てください、ここのメインコンピューターと周波数が一致しています」
拓也「つまり、今回暴走したＬＢＸは・・・」
拓也は画面を見つめる。
里奈「大変なことになりそうね」
里奈は拓也を見つめる。

～空港にて～
コブラ「さすがは社長専用機。豪勢だねぇ」
コブラは拓也を見る。
コブラ「させがは天下のタイニーオービット社だ」

拓也「ヒロ、ラン。俺からのプレゼントだ」
そう言って二人にカバンを手渡す。
ヒロ「うお～、かっこいい！ありがとうございます」
ラン「じゃあさっそく！」
二人はうなずく。
カバンを開き、ＣＣＭとＬＢＸを入れる。

拓也「バン、これからはコブラの指示に従ってくれ」
拓也はバンに視線を戻す。
バン「え？拓也さんは行かないんですか？」
拓也「俺と里奈は日本に残る。シーカーで調査を続けるために」
拓也はコブラに向き直る。
拓也「頼んだぞ、コブラ」
コブラ「任せときな、宇崎のダンナ」

ラン「じいちゃん！」
ランは、見送りに来た祖父に駆け寄る。
ラン「分かってるって。いかなる時も、花咲流心得を忘れるな、でしょ♪」
ランはウインクをする。

ヒロ「えへへ」
ヒロがカバンをしょってにやにやしていると、
バン「母さん！」
バンが母親に駆け寄る。
真理子「気をつけてね、バン。貴方は父さんの子よ。しっかり戦ってきなさい」
バン「ああ！」
バンは力強くうなずく。
そんな様子を遠目で見ていたヒロは悲しそうにうつむいた。

ぐいっ！

そんなとき、誰かに首をつかまれた。
ヒロ「ぐへっ！」
A「そんな顔をするな」
ヒロ「お姉ちゃん！どうして？」
A「私たちは双子。ヒロが苦しい時ぐらいわかる」
Aは手を離す。
ヒロ「そうですか」

続く