ダンボール戦機Ｗ【大空ヒロ】僕のお姉ちゃんはＬＢＸの神なのですっ！ (ページ15)

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第十三話ページ15

ヒロ「目的は、世界征服・・・。何て悪い奴らなんでしょう！」
ヒロが、ヒーローのごとくしゃべる。
拓也「君は、あのディテクターについて、何か知っているようだが？」
↑拓也さんのこと忘れてた！
コブラ「おっと、俺は味方だぜ～」
拓也「・・・・・・」
拓也が、疑わしげにコブラを見つめた。

ぴぴぴ、ぴっぴぴぴぴ・・・

コブラの車の中でパソコンの電子音が響いた。
拓也「いったい、何を始めるつもりだ？」
コブラ「まあ、見てなって。宇崎のダンナ」
拓也の眉が、不機嫌そうにピクリ、と動く。
宇崎「俺を知っているというのか？」
コブラ「ああ。お前は山野バン」
コブラは、そういうと、バンのほうを向く。
バン「えっ・・・」
コブラ「そして、双子の大空ヒロとA」
ヒロ・A「えっ・・・(はぁ？)」
ヒロは驚き、Aは、顔をしかめた。
A「やっぱり、変質者だったのね」
コブラ「ち、ちげーよ！ヒロ、おまえがここに居るのは偶然じゃない。奴らと戦うために、選ばれたんだ」
ヒロ「えっ、選ばれた・・・」

マスター「お前は、戦士として選ばれたのだ」

ヒロ「僕は、選ばれた！」
ヒロは、うれしそうに言う。
それを見て、Aは、ため息をつく。
A「はぁ・・・。どんだけオタクなの」
バン「ん？」
バンは、それを見て不思議そうな表情になる。
コブラ「そーゆーことだ。まず、この町をコントロールしているコンピューターがどこにあるのか、逆探知するぞ。こいつなら、たいていのブロックは破れる」

議院Ａ「トキオシティ全般の電子機器は制御不能。混乱が広がっています」
総理「くっ・・・」

バン「アミとカズは、ディテクターに連れ去られたって言ってましたよね？」
バンは、ディテクターによって爆破されたビルを見つめながらつぶやく。
コブラ「ああ」
バン「なぜあの二人が？」
そう聞かれると、コブラは立ち上がる。
コブラ「え！何のために？」
コブラ「それはわからん。ディテクターは、お前たちが想像できないような強大な組織だ。世界各国で簡単にテロを起こせるくらいにな」
ヒロ「そんな・・・」
A「なーんか、アニメみたいね」
コブラ「お嬢ちゃんは、威勢がいいねぇ」
A「こっち見んな。しゃべりかけるな」
コブラ「わーお、口が悪い。話戻すぞ。これは世界、いや。地球という星の運命がかかった戦いになりそうだ」
ヒロ「・・・・」
ヒロは、その言葉に震えていた。
コブラ「怖いか？」

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