幸せの七か条( ryosuke × yuri )

〇3 ページ3

ちねんside

.







.







へ？今、僕、ドキッってした？





ドキッってなに？








まぁ、いいや。






そりゃ、いつの間にか見つめられてたらドキッともなるよね。








だから大丈夫、僕はおかしくない、はず。。。








.







涼「ちねーん？おいどしたー？」









気付いたら僕は立ち止まってたみたいで、






少しかがんで







僕と目線を合わせた涼介が不思議そうに訊いてくる。









侑「だ、大丈夫！余計なお世話だから！」









いつも涼介にはこんな感じの返答。







涼介にだけは冷たく当たってしまう。








みんなには素直じゃないっていわれるけど…









こんな風に涼介にキツく当たってしまった後、








何ていったらいいんだろう…








なんでか分からないけど、









申し訳ないと後悔が混ざったような







モヤモヤとした気持ちになってしまう。









あぁ、なんか涼介といると、分からないことだらけだ。









.








涼「ちねん、具合でも悪い？抱っこしようか？」





涼介がまたさっきみたいに僕を覗き込んできたから、






これ以上モヤモヤした気持ちになるのも嫌で、そそくさと歩き出した。







.







侑「あ、ゆーてぃー！けーとー！」









またしても、素直じゃないって分かりながらも、








心配してくれた涼介じゃなくて、









見かけたゆーてぃーとけいとの所に行ってしまう。









ほら、やっぱり僕は素直じゃない。



.

〇4→←〇2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す