第3話 ページ4
歌詞太郎side
「歌詞さーん!」
そう呼ばれて僕は振り向く
歌「天月くんどーしたの?」
天「今日さ、暇?暇だよね!うんうん!
ご飯いこーよ!」
えっと…僕一言も暇なんて言ってないけど…
どーやら拒否権はないらしい
歌「わかったわかった笑
その代わり天月くんの奢りね」
そーいうと超不満そうにえーっと言う天月くん
とりあえずそんな天月くんを無視して
僕たちが来たのはどこにでもあるラーメン屋
安くて美味しくて量が多い
一般庶民の僕らにしてはちょっとした贅沢
そーいえばあの子もラーメン好きだったっけ?
思い出しては笑みがこぼれる
天「何ニヤニヤしてんすかー気持ち悪い」
歌「ひどっ!」
天月くんに指摘されちょっとムカついたから
沢山注文してやろう←
天月くんの奢りだしね!
そしてお酒が入ってくると仕事での愚痴やらなんやら出てくる
天「それでぇ〜その上司がぁ」
歌「天月くん飲み過ぎ…」
どーやら上司と嫌なことがあったらしい
まぁ社会人にもなると避けては通れぬ道ですな
天「てか…歌詞さん好きな人いないの?」
歌「ブッファ!!」
……何をいきなり言い出すんだ
歌「……女性苦手な僕に出来ると思う?」
天「だってもう歌詞さんいい歳だし…」
歌「いい歳言うな!」
確かに!!確かに!!結婚しててもおかしくない歳だけど!!!
歌「……いないよ」
天「その女性嫌いはやくなおしなよぉ、じゃないと俺が心配で結婚出来ない!!」
どこの母親だい?君は…
歌「でも全部が全部女性が苦手なわけじゃないんだから!」
そう!あの子なら大丈夫!!むしろめっちゃ可愛くて仕方ない!!!
天「……例えば?」
歌「…僕が大学生の頃バイトで家庭教師やってた頃の生徒…もう素直で可愛くて…」
天「……ロリ太郎」
歌「ちがうっ!!!!」
断じて違う!年の離れた妹みたいな感覚だったし…
歌「はぁ…もう帰ろうか」
そう言ってお会計を済ませて天月くんと帰路へつく
そして何もなかったようにいつも通りのはずだった…
「……先生?」
その一言を聞くまでは…
114人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぞん。 | 作成日時:2014年11月24日 14時