彼女が選んだのは年下俳優でした。

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「お父さん、お母さん。今日まで本当にありがとうございました。これまで、照れくさくてずっと伝えられなかった感謝の想いを手紙にしました。聞いて下さい。
私が小さい頃は嘘泣きが得意だったよね、でも保育士だったお母さんの前で嘘泣きをしても見破られてプロは凄いなと幼いながら思ってました。笑いつでも楽しませてくれたお母さんは私にとっていつだって自慢の母です。
お父さんは、物静かで私の事をずっと見守ってくれましたね。何かアドバイスをするのでもなく「辛かったら帰ってくればいい」それだけを言ってくれたその言葉が私にとっての
頑張る理由だったと思います。ありがとう。
そんな2人が唯一怒ってくれたのは私が女優の道を歩きたいと伝えた時でした。その時に2人が口を揃えって言った「あなたが出来るわけがない」13年経って29歳になった私はあなた達の自慢の娘になれているでしょうか？
ただ、あの言葉無ければ私は女優・花木Aでは無かったことは確かです。
いつだって、背中を押してくれてありがとう。

こうして今日の佳き日を迎えられましたのも、皆様方のおかげです。どうぞこれからもあたたかく見守って頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。」


司会「ありがとうございました。」

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