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けどこの調子で行ったら、絶対。
絶対、朝まで喧嘩し続ける。
そんな体力ある？
ないな。
帰る元気はギリギリ残ってるって感じ。
「……」
帰るって言おうとして、Aさんを見たら。
眉を八の字にして、両手で口を押さえて、これ以上困った顔できないって顔で困ってる。
いじめてるみたいな気持ちになるでしょうが。
いじめられてるの、こっちだって。
「……あのさ、」
「初めてカズと松本くんと会ったときね」
Aさんがこれ以上眉は下がらないとこまで下げて、小さい声で、言う。
「うん」
「後輩とかが言ってた、すっごいイケメンの松本くんっていう新入社員がいるって噂にはなってたからね、あ、この子のことだ絶対ってわかったの、すぐに」
「……」
「目力がすごくて……」
「そうね」
「けどね、私のまわりをちょっと思い返して欲しいんだけど」
「……」
あの一癖も二癖もある、営業一課の皆さん。
「ハッキリ言ってイケメンはおなか一杯というか……下手したら24時間以上一緒に居るのが超絶イケメンって噂の櫻井くんを筆頭に爽やかイケメンって噂の相葉くんと、癒し系美形って噂の大野さんだよ」
「噂ってあなた」
「もう見ても何も思わないよ」
「……」
「……でもね、その目力くんの後ろでちょっと笑ってるカズ見たときね、」
「うん」
「……可愛いなって思って……」
「……」
「で、仲良くなれそうって思ったのに……なんだか難しい子で……」
「すみませんね？」
「私が指導係なの、嫌そうにしてたし」
「いやだったもん」
Aさんが、膝を抱えて小さくなってる。
よく見たら、まだスーツ姿のままだし。
俺らいつまでこんなかっちりした格好してんの。
ネクタイを緩めて解く。
コートとジャケットをばさって脱いだら、Aさんがちょっとホッとした顔をした。
「……ん？」
「よかった……」
「え？」
「だって、コート着たままだから、すぐ帰るつもりなのかと思った」
……ああ、もう。
そうやって、時々懐にグサってくるみたいな可愛いのやめて。
「……たしかに今の今まで、もう帰るっていうとこだった」
「……ごめんなさい。あのね、わたし」
「……うん」
「どうしたらいいのか全然わかんなくて、ほんとテンパッてて、女って目で見られるのも、女って扱われるのも、ちょっと怖いっていうか、動揺しててこんなの私じゃないって思うんだけど」
「……」
「頑張るから、帰んないで……」
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みづき(プロフ) - 先が気になって気になって、すぐ読んじゃいます。楽しみをとっておこうと自分を押さえるのが大変です(笑)カズは可哀想ですが、ガチ翔さんが素敵です(*^^*)続き楽しみにしております！ (2014年3月12日 19時) (
レス) id: a9cf17be3d (このIDを非表示/違反報告)
よしの(プロフ) - ゆりさん» ああー…駄々漏れてますか……移行先でもうちょっと揉めます。カズが可哀想になるかもしれませんがお付き合いくださると、ありがたき幸せ！ (2014年3月11日 20時) (レス) id: 923d655729 (このIDを非表示/違反報告)
よしの(プロフ) - ユキエさん» 作者が翔さん担当なもんで、ついついついつい。ついついついついー！くっ付けたくなる！たすけてえー！(笑)まぁ、タイトルにカズが入ってるのでこればっかりは！(笑) (2014年3月11日 20時) (レス) id: 923d655729 (このIDを非表示/違反報告)
よしの(プロフ) - シーナさん» 申し訳ありませんがそのご要望だけは聞き入れかねます。もし誰が何を話してるのかわからないなら、それは私の力不足です。私が書きたいのは小説なので申し訳ありませんが、ご了承ください。 (2014年3月11日 19時) (レス) id: 923d655729 (このIDを非表示/違反報告)
よしの(プロフ) - キルアさん» はじめまして！ありがとうございますー！いつまでもわちゃわちゃしながら、ガチの翔さんと智さんを書くことになりましたので、移行先でもどうぞよろしくお願いします！ (2014年3月11日 19時) (レス) id: 923d655729 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしの
| 作成日時：2014年3月3日 22時
