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「倦怠期？」
「倦怠期ってどうやって治すの」
「旅行行くとか……？」
「一緒に行きたくない」
「趣味を一緒にとか……」
「あいつの好きな音楽も漫画も一緒に楽しめない、趣味合わない」
「付き合ってる理由は何？顔？」
お母さんが不思議そうに聞いた。
「顔？……顔？え、顔？」
「違うみたいね」
「告白されて……圭太が私のこと好きで……まぁイケメンだったし断る理由もなく……」
「そうだったそうだった、毎日帰り送ってきたり電話かけてきたりしてたしてた！」
「……もう別れたい。別れていい？」
「えっ、別れるの？今更？あんた29よ？」
そうだよなぁ。
鍋焼きうどんができた。
グツグツ。
熱そう。
半熟卵が美味しそう。
ふーふーしながら食べてたら、食器洗ってたお母さんが突然振り返った。
「ちなみにお母さんは別れるの賛成よー」
「えっなんで？圭太のお母さんと仲良しなのに？」
「だって圭太くん浮気するもん」
呆気にとられてお母さんを見る。
「言ったことあったっけ？」
「圭太くんのママからちょっとね」
「……どういうこと……」
「圭太、Aちゃんと別れたの？また違う女の子とデートしてるんだけどって3回くらい聞いてるよ」
「えっ！私が知ってるより一回多い！」
「浮気は治らないからねぇ」
そうなのか。
やっぱり別れよう。
そうしよう。
「お母さん、私一生独身かも」
「いいよ、お母さん嬉しい」
「……えー」
「Aがお嫁に行ったら寂しいー！孫はお兄ちゃんに期待する」
「……兄ちゃんあの彼女と結婚すんの？」
「知らない」
だめだこりゃ。この家に孫は来ないかも。
よし、別れよう。
そう決めたら急におうどんがとっても美味しく感じた。
そっか。私。別れたかったんだ。
ふふふふ、と笑ってたらお母さんが変な子って言った。
食べ終えて、圭太にラインを送る。
お疲れ様、みたいなスタンプを送ったらすぐに既読がついた。
『あ！おつかれ！
今どこにいる？』
『お疲れ様、家にいるよ』
返事を送ったら圭太からすぐに返事が来る。
『え、部屋にいる？
留守みたいなんだけど』
なんか変。留守なわけない。
『家にいるけど。
今日は具合悪くて寝てる』
『え、どうしたの？
今日会いたいって言ったの
いーちゃんの方なのに？
心配だし部屋の前にいるから開けて？』
ちょっと待て。
いーちゃんって誰だよ。
「お母さん？」
「ん？」
「圭太の浮気の話聞いたの最近はいつ？」
「三ヶ月位前かな？」
……なるほど。
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yuuuuuuuuri1226(プロフ) - 8ページの深呼吸のところが新呼吸になってます！ (2021年3月7日 0時) (
レス) id: a7c2ae121f (このIDを非表示/違反報告)
コズ(プロフ) - 更新に全く気が付かず出遅れるとは！越えたかー！越えてしまったのかー！ここから友情に…むっ難しい…どうなるんだろうか…ドキドキ (2021年2月1日 23時) (レス) id: b75159ca86 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - キュンが止まらなくて困りますよこんなの！次も楽しみにしてます！！！！ (2021年1月31日 16時) (レス) id: 1b6c03fa67 (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - もうドキドキが止まらない！サイコーです。よしのさんありがとう！ (2021年1月31日 16時) (レス) id: 97bb53cb68 (このIDを非表示/違反報告)
shi(プロフ) - よしのさんありがとうございます！！翔さんありがとう！！切ない気持ちがまたいいですね！移行通知くるの待ってますね(^^) (2021年1月31日 12時) (レス) id: 4f699932a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしの
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年1月25日 0時
