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「俺も一緒だよ、ここの皆は話してる内容と感情の色が一緒、違ったことが一度もないんだよね」
「うん……」
「Aちゃんが、潤ちゃんに憧れちゃう気持ちもわかるよ、だって一番仕事に真面目だし心が綺麗」
「ねぇ、それ勘違いだよ！」
中腰で否定したら相葉さんが、あはー！って楽しそうに笑う。
「わかってるよ、Aちゃん、潤ちゃんに対しては憧れとかかっこいいと思うだけで、恋愛感情じゃないよね」
「前からそう言ってる！一番真面目だし一番心がきれいだから！純粋で腹黒くない！私に無いものを持ってる！ただの尊敬！」
「ふふ」
相葉さんがニヤニヤした。
「え、なにその顔……」
「俺も同じように感情に色が見える人と出会いたいなぁ。分かり合える人がいるっていいよね、好きになっちゃうよ、きっとね」
それはつまり。
まさかそれはつまり。
分かり合える人がいると好きになるって。
私の分かり合える人ってつまり？
……Aちゃんって翔ちゃんのこと信頼以上の感情が……
という声が聞こえてとうとう立ち上がる。
「それはない！」
「えーなにが？」
「違うからね！」
「何が？え？何が？俺何も言ってないよ？」
「マジでやめてね？違うから！嫌だから！嫌なのよ！いや！」
「えーなにがー」
「あーもうやだー」
机に突っ伏する。
顔を隠しても私のどこかから色が見えてるとしたら隠しようがないんだけど。
「否定すればするほどね？」
「もーやめて……」
「いいじゃん、みんな気づいてるよ、夫婦喧嘩って言われてるのそのせいだからね」
「ヤダーヤダーヤダーヤダヤダヤダ」
「そんな嫌がらなくてもー」
相葉さんがケタケタ笑ってる。酷い。
「言っとくけど私相葉さんのほうが好きだからね……」
「わかってるよ！」
「わかってるのにっ？」
「えっとね、憧れに近いピンク色は、なんか青みのある透き通ったピンクでー」
「……うん」
「友人として好意を抱いているピンクは黄色っぽいというか、サーモンピンク」
相葉さんの横顔を見る。サーモンピンク？
「へぇ、面白い……」
「好きになりすぎて憎しみに近い気持ちは黒っぽいピンク」
「……叶わない恋とか？」
「うん、絶望的なのに諦められないの、とか……」
相葉さんが遠い目をした。
「……あー……」
「恋心っていうのは……厄介だよね、ピンクが一番いろんな色あるんだよね」
「そうなんだ……」
「どんどんピンクが濁っていくのを見るのは悲しいね」
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にのきょん(プロフ) - 終わるのが悲しすぎるくらいにこのお話大好きです。10回以上は読んでるので最近櫻井くん達と一緒に謎解きしちゃってます笑笑 (2020年3月3日 14時) (
レス) id: 2efb088670 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - よしのさんのお話はドラマ化して欲しい…頭ン中では勝手にドラマ化してますけど実写で見たいです。 (2020年3月3日 7時) (レス) id: aab6d8833f (このIDを非表示/違反報告)
まどか(プロフ) - 待ってましたぁぁ！！主人公と櫻井さんの、このもどかしい関係がたまらず夜も眠れません。徐々に核心に迫っていくストーリーにもワクワクが止まりません。最高です大好きです！！次の更新も楽しみに待っております…！！ (2020年3月3日 4時) (レス) id: 5cdf0b4209 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - 結末が気になりすぎちゃうので、よしのさんのお話は完結してから読むようにしています。読むのとても楽しみです(^^)無理せずに更新してくださいね！ (2020年3月2日 21時) (レス) id: df1a3da33b (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - ドキドキしましたァー！更新嬉しいです！ありがとうございます！これからも無理せず、けれども遅くなりすぎずにお願いします！ (2020年3月2日 17時) (レス) id: d31a60eebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしの
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年11月6日 8時
