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お昼の時間になった。
「福岡さん、1番どうぞ」
1番というのは休憩という意味だ。
「はい」
「また迷って松本マネージャーに送り届けてもらってもいいのよ！」
どういう意味よ。
潤くんに会いたいだけじゃなくて？
「……1番入ります、1時10分に戻ります」
「はーい」
1時間の休憩。
一礼してバックヤードに入ったらまたラビリンス。
なんとか思い出して事務所に行って、開いたままになってるドアをノックした。
事務所の横に、だだっ広いスペースがあって、そこはスタッフルームになっている。
簡単なバイヤーさんとの商談や、マネージャー会議の資料を作ったり、什器の申請とかPOPの申請とかやってるみたい。
椅子に座ってパソコンを見ていた潤くんが私を見て微笑んだ。
うっ。
息が止まる。
かっこいい。
ちょうど私と時間差で入ってきた事務所の女の子も、ウッ、と呻いた声が聞こえた。
潤くんが立ち上がってこっちに向かってきた。
思わず逃げ腰。かっこよすぎる。
「時間通り」
「はい」
「食堂で食う？弁当？」
「いえ、お弁当は持ってきてなくて」
「なぁ、外で食わね？」
「……え、え？食堂じゃなくて？」
「食堂がいい？」
「いえいえいえどこでもお付き合いしますけど！あの！」
「じゃあ行こうぜ」
潤くんが事務所から出ていくときに、近くにいた人に「何かあったら電話して」と言った。
「いいんですか？」
「何が？」
「私なんかとご飯……」
「いいだろ別に。昔馴染みの子と再会して飯くらい」
「あ！思い出してくれました？」
「……」
潤くんが困った顔をした。
「あ、いいです！今日を機に覚えてくれたら嬉しいです」
「もう覚えたから大丈夫、福岡さん」
「Aでいいですよ！」
「……ねぇ、A？」
わ！名前呼んでくれた！
キャーキャーキャーキャー！ってはしゃぎ回りたいのを我慢して、ん？って顔を見上げたら、潤くんが苦情した。
「すっげ人懐っこい」
「はっ！だめですか？嫌い？」
「いや、いい。そっちのほうが助かるんだけど、いや……」
クスクス笑ってる。
何か変なことしちゃったかな？
「すみません……」
「ほんとは人見知りでビビリなんだろうなってね、うん」
「……え」
「相葉くんみたい」
「……雅紀くん？」
「ニコニコして元気よくてたくさん話しかけて無害なイメージだけど、頑張ってんでしょ」
「えっと……」
「あれさー……初対面の人に沈黙通せる奴ってある意味肝座ってるよな」
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ゆいっと - 続きが気になってしゃーないぃぃ ほんまに面白いです♪ (2019年3月18日 0時) (
レス) id: 3d10d765a1 (このIDを非表示/違反報告)
媽媽氏(プロフ) - 二宮さんのファンタジーっぽいやつが今から楽しみでしょうがない、、、、、でもまずは完結に向けて頑張って下さいな！ (2019年3月16日 23時) (レス) id: 2fcaf6e388 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - すっごい私好みの展開でもうドキドキワクワクしてます。昨日まで、よしのさんの翔さんメイン(恋終わ)を読み返してキュンキュンしてました♪すごくよしのさんの翔さんに会いたくて…また行ってきます(^^) (2019年3月16日 18時) (レス) id: aab6d8833f (このIDを非表示/違反報告)
たまりん(プロフ) - ドキドキです。よしのさんの作品はどれも何度も読み返してしまうお話ばかりで、いつも楽しみにしています。あの作品のその後も見たいーと密かに楽しみにしています。 (2019年3月16日 9時) (レス) id: 73cb3c7af7 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし (2019年3月14日 14時) (レス) id: b226c79b2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしの
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年2月10日 13時
