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「仲良しで安心したわ」
お父さんが二宮先輩のお母さんと笑い合ってる。
絶対反対の姿勢で行こうと思ってたのにペースを乱されてる！
「4人仲良くやっていけそうだな」
「待って！」
私が大きい声を出したら、ん？って空気が固まった。
「私は……」
「Aも突然のことでびっくりしたんだよね？俺もびっくりしたもんー」
二宮先輩が私にかぶせるように大きな声を出した。
「再婚に反対、なんて頭っから否定するような子供でもないだろうから、少し頭を整理したい。でしょ？A」
二宮先輩が鋭い目で私を見た。
「ちが」
「Aの彼氏の件だけどね？」
二宮先輩がまた大きな声を出して私の言葉を遮った。
「彼氏？」
お父さんが、私をじろりと見た。
そんなのいない！
いたこともない！
「そう、彼氏」
二宮先輩が、ふふ、って笑う。
「おまえは学生の分際で」
お父さんが眉間にシワを寄せてる。
「彼氏をさ、一目見ただけでお父さんにいきなり反対されたらむかつくよねえ、ましてや会ったことないのに怒られたらヤ！でしょ？」
「……」
「お父さんの立場になってみてよ、一緒だよ」
「……」
「話を聞いてからでも遅くないでしょ」
二宮先輩がお父さんにニッコリ微笑んだ。
「Aには彼氏なんていないけどね？いるわけない！ま？男の見る目はよさそうだ！」
「あのね、先輩」
「お兄ちゃんでしょ」
「二宮先輩、あのね？」
「頑固だなぁ、別にいいよ、攻略するのも楽しそう」
二宮先輩が口をとがらせてほっぺをぐにゅううってやりながら頬杖した。
確かにそう。
私だっていきなり反対されたら嫌だわ。
私がお父さんにされたくないことはしないほうがいいよね。
ちょっと大人になって冷静に見るべきだ、たしかにそうだ。
だけど二宮先輩。
なんでふたりを擁護できるの？嫌じゃないの？
お父さんと二宮先輩のお母さんは、いい息子を持った、みたいな感じで話してる。
そこにハンバーグが運ばれてきて、とっても嬉しそうにフォークを持って口にほおばった。
「あつ！……うま」
可愛い。
けどなんだろう。
策士の香りがぷんぷんする。
この人がやたら可愛い時は、何かを計算してる時だ。
可愛さで本質から目をそらそうとしてる時に思えて仕方ないのよ、
松本さんたちといるときは、もっと男っぽいというかナチュラルでドライな感じもするし。
じー。
あやしい。
私とちらりと目があった。
「ばれてる？」
二宮さんがはは、っと苦笑した。
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なるちゃん(プロフ) - うわーん！ 涙涙、、、 カズくんがお兄ちゃんでよかった！！ (2018年1月29日 10時) (
レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
こずえ(プロフ) - こんばんは。いつも読ませて頂いてます。年の近い兄ってこんな感じなのかなって想像しながら読んでます笑 冷たくしてしまうお兄ちゃん…素直じゃないですね〜 これからどうなるのか楽しみです！ (2016年5月13日 23時) (レス) id: bf5dbd1af4 (このIDを非表示/違反報告)
るこ(プロフ) - こんにちは♪お兄ちゃんたらっ///本当に素直じゃないんだからと、悶ております♪今度はいつ、甘やかしてくれるのかしらん♪ (2016年5月13日 14時) (レス) id: c20acea42a (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - お兄ちゃんのバカ！でも好きで好きで死にそうです。今日はどんなウィンクで殺しに来るのかと♪(´ε｀ ) (2016年5月13日 13時) (レス) id: e385bf4ae4 (このIDを非表示/違反報告)
ebi信号(プロフ) - 我のアホな行動、言動にズドーンと堕ちてた、けど、やっぱり読みたくなってしまう…(T＿T)ｼｭｰﾝ (2016年5月13日 13時) (レス) id: 76d9f58a12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしの
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年4月22日 14時
