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吉沢と、 ページ4

「おーい、A」



『……』



俺の部屋でスヤスヤ眠っているのは超人気若手女優の瀬月 A。



事務所の後輩で以前付き合っていた人でもある。



ゆるっと着た部屋着から白い肌がチラチラと覗く。



「このまま襲ってもいいんだぞ〜?」



ソファで寝ている彼女の上に跨りながら言う。



『…』



「ったく…無防備過ぎるんだよな〜」



全く反応の無い彼女の上から身体を避け、先程からチラチラ見える胸元を綺麗に直す。



久しぶりの休みだからって飲み過ぎだよ…どう考えても。



Aはめちゃくちゃ酒に強いって訳じゃないし。



『……亮くんになら襲われてもいいよ』



「え、」



突然後ろから聞こえて来た声に驚く。



『なーんちゃって』



「…A、起きてたの?」



『うん、亮くんが上に乗って来た時から』



「そっか…もう遅いし寝ていいよ。片付けとか全部俺がやっておくから」



『はーい、ありがとう。亮くん』



そう言って奥の部屋に消えて行く彼女、



『えっ』



を無意識に抱き寄せていた。



「おやすみ、A」



後頭部に回していた手でAの頭を撫でる。



『、うん…おやすみ、亮くん』



彼女を俺の腕から解放して、



今度こそ奥の部屋へ消えて行く。



「はぁ…」



ため息を1つついてぼんやりと考える。



まだ付き合っていたらこのまま…



なんて。



別れてから早いもので2ヶ月が経つ。



別れた理由は、



よくある喧嘩別れとか浮気とかじゃなくて…



" なんとなく "



失礼だと思うけど、本当に" なんとなく "なんだ。



仕事に集中したいのもあるけど。



別に嫌いになったわけじゃない。



嫌いになったら別れた後もこうして家に呼ばないし。



付き合う前から仲が良くて、



お互いの家に行ったり何処かへ出かけていたから



特に気不味くなったりとかはない。



未練がないと言えば嘘になるけど、



異性の中で1番の親友だから



この関係がそう簡単に崩れることは無いだろう。






ずっと好きだよ、A。愛してる。



.



片付けを全部終わらせ俺も奥の部屋(寝室)へ向かった。



ドアを開けると相変わらず気持ち良さそうに眠っているA。



ほんといつ見ても癒される寝顔してる。



可愛いし綺麗。



彼女を起こさないように注意してベッドの中へ入る。



規則正しい寝息を立てているAを後ろから優しく抱き締める。



「おやすみ」



髪にキスして眠りについた。

山田と、→←Twitter



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yoshinoriyy(プロフ) - 山田裕貴さんに激はまりしてて、ほんとこのお話有難いです〰️😭🙏✨キュンキュンきます〰️! (6月5日 18時) (レス) @page11 id: fd76d2b746 (このIDを非表示/違反報告)
光婪(プロフ) - 初めまして!山田さんの小説を見漁っていたらこの小説に出会えました◎ずっとファンで最近増え始めて嬉しい限りです笑麻香さんのペースで頑張ってください!私も写真集買うか悩み中です笑 (2021年7月23日 5時) (レス) id: eb807f4e25 (このIDを非表示/違反報告)
みちゃ(プロフ) - 最近山田裕貴くんハマって吉沢亮くんも好きでこのお話にたどり着きました!更新楽しみにしてます! (2021年7月22日 21時) (レス) id: 58cb7390e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:麻香 | 作成日時:2021年7月14日 0時

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