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『はぁ〜…結構見たねー』
深夜の1時手前。
映画のエンドロールが流れ始める。
今日は丸1日映画やドラマを見たりゲームをして過ごした。
「ね。こんなにずっと画面見てた日久々かも」
そう言って大きな欠伸をする亮くん。
『亮くん、私アイス食べたい』
「ん?今から買いに行く?」
『うん!行こ行こ!!』
いきなりのわがままにも笑顔で付き合ってくれる亮くん。
大好きだなぁ…
.
「え、その格好で行くの?」
目の前の彼女の姿に毎回のことながら驚く。
『え?うん』
俺は帽子とマスクをしているけど、
Aはすっぴんに眼鏡をかけただけ。
「前から思ってたけど、もうちょっと意識した方がいいんじゃない?」
『んー…近場だし別によくない?』
Aにはもっと自覚して欲しい。
自分の顔とスタイルが異次元なことを。
仮に一般人だとしても、その顔とスタイルだと目立つ。絶対。
俺が保証する。
「それはそうだけど、」
『あと、私マスクとか変装してる時の方が撮られてる気がするんだよね。
前に2回ぐらい、1人で買い物とかしてただけで撮られた事あるし』
「あ〜なんかあったな、そんな事」
あの時、ネットニュースに載ってすぐ俺に連絡して来たよな〜笑
" 私買い物してただけなのに撮られたんだけど!?
週刊誌のカメラマンって暇なの?他にもネタあるでしょ!? "
って。笑笑
『まぁ、撮られたらその時はその時でしょ。
ほら、早くアイス買いに行こ!』
そう言って俺の手を引くAとコンビニへ向かった。
.
『なんか見た事ない種類のアイスあったよね?』
「あったあった。味イメージできなくて買う気しなかったよな笑」
『ね〜!やっぱり人気ないのか他のより多く残ってたよね笑』
コンビニから出て他愛もない会話をする。
なんだかんだこういう、ダル着?部屋着?で彼女と深夜にコンビニ行くの憧れてたからちょっと嬉しいかも。
眼球的には疲れたけど、たまにはこんな休日も悪くないなって思った1日だった。
『あ!見てこれ当たり!!』
「お、マジ?てかもう食ってたの?笑」
『アイスは我慢できないよ!ちょ、交換!!コンビニ戻ろ!!』
「昼から仕事あるんだから帰るぞー」
『え〜!亮くんの意地悪!!』
_____
吉沢亮が深夜に彼女とダル着でコンビニ行く事に憧れてるかは知りません。()
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yoshinoriyy(プロフ) - 山田裕貴さんに激はまりしてて、ほんとこのお話有難いです〰️😭🙏✨キュンキュンきます〰️! (6月5日 18時) (レス) @page11 id: fd76d2b746 (このIDを非表示/違反報告)
光婪(プロフ) - 初めまして!山田さんの小説を見漁っていたらこの小説に出会えました◎ずっとファンで最近増え始めて嬉しい限りです笑麻香さんのペースで頑張ってください!私も写真集買うか悩み中です笑 (2021年7月23日 5時) (レス) id: eb807f4e25 (このIDを非表示/違反報告)
みちゃ(プロフ) - 最近山田裕貴くんハマって吉沢亮くんも好きでこのお話にたどり着きました!更新楽しみにしてます! (2021年7月22日 21時) (レス) id: 58cb7390e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麻香 | 作成日時:2021年7月14日 0時