第57話 ページ9
モデルのステージの前に、Aの所属するバンド【the Fourth】がメジャーデビューとなった
Aが補佐で入っていたあのバンドは、少しばかり有名であったが、正式にAが加入した事でファンは激増し、テレビや雑誌で取り上げられた
俺もおめでとうの一言掛けてやりたいが、彩乃がいる限り無理な事だった
「マホトー、今日のテレビでさAちゃんのバンド出るってさ」
「おーまじ?見るかな」
俺と相馬さんが話していると隣から「私もみる」と彩乃が言ってきた
どうせ、侮辱の言葉を増やしたかったんだろうな
もしくはイマドキを取り上げる為か
「サグワー始まったぞー」
「えっえっ、待ってよ…!」.
俺とサグワ相馬さん、そして彩乃とテレビを見る
するとその音楽番組は始まった
《「今日は最近メジャーデビューした the Fourthの皆さんです!」》
《「はい、よろしくお願いします。」》
「えっ、Aちゃんさメイク変わった?」
「馬鹿サグワ、バンド用でしょ?ずっとあのメイクな訳ないでしょ!」
《「女の子1人で大変じゃない?困ってる事とかあるでしょ」》
《『大丈夫ですよそんなありません。ただ体力が追い付きませんかね、ライブん時とか』》
《「いやいや、こいつ葵の体力パネェっすよ!ライブ見てるファンの人達ならわかると思うけど!」》
こうして、テレビはどうして結成したのか、とか今回の曲のコンセプトとかは?という話で番組は終わったのだ。
「……彩乃はやっぱりバンドは、わからない」
「そうかなー俺は好きだな。自分達で音楽作るんでしょ?自分達で演奏する格好よさとか好きだよ」
「私はマホト君とかサグワ君のやってる歌の方が好き!だって見てて楽しい。バンドのライブって凄そう、汗とか人にぶつかったりとか」
「悪いけど彩乃ちゃん。ライブってパーティじゃないんだよ、おしゃれしにきてる場所じゃない。ライブを楽しみにして来てる、俺は戦場だと思うんだ、確かに来てくれて嬉しい、でもライブ終わってメイク崩れてないとか、髪の毛崩れてないとか気にしてる人は本気でライブ楽しんだのかなってなる」
「マホトくん?」
「足踏んでも人にぶつかってもそれを覚悟してきてるんだし、そこで喧嘩になったら?とか気にしてる人はいないはずだからな」
ごめんなさい、といった彩乃はお風呂に行ってしまった
でもそれ程俺はイラついて本気な事を話してしまった、これが俺の意思だから。
俺は、間違っちゃいない。
_
81人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おるきマン(プロフ) - やすすさん» ありがとうございます!!本当更新出来てなくてすいません…!ゆっくり更新致しますのでこれからもよろしくお願いします! (2016年6月12日 1時) (レス) id: fc2ed5eea4 (このIDを非表示/違反報告)
やすす(プロフ) - すっごい面白いです!!更新楽しみにしてます(>_>) (2016年6月12日 1時) (レス) id: 894fe41281 (このIDを非表示/違反報告)
おるきマン(プロフ) - アヤト&大和&マイカさん» コメントありがとうございます!これからも頑張って参ります、よろしくお願いします! (2016年5月12日 8時) (レス) id: fc2ed5eea4 (このIDを非表示/違反報告)
アヤト&大和&マイカ(プロフ) - わーっしょい!マホちゃんw (2016年5月12日 7時) (レス) id: b2ac6fbfaa (このIDを非表示/違反報告)
Uta :-)(プロフ) - おるきマンさん» いえいえ♪ 更新楽しみにしてます!! (2016年5月4日 9時) (レス) id: e1c4bf5915 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おるき | 作成日時:2016年4月24日 22時